販売・収益化

FANBOXプリントで二次創作を公式販売、「TOKYO6キャラクター」開始|小春六花・夏色花梨・花隈千冬などが対象

ピクシブは2026年9月9日、FANBOXプリントで「TOKYO6キャラクター」を対象とした公認ファンワークスを開始しました。

「小春六花」「夏色花梨」「花隈千冬」などを題材にしたファンイラスト・漫画を、権利元公認のもとクリエイター自身が商品として登録できます。
購入者は日本・台湾のコンビニで作品をプリントでき、販売額の一部はクリエイターへ還元されます。

日本での販売はロイヤリティ23%、台湾では13%

今回の公認ファンワークスに参加した作品には、販売地域によって次のロイヤリティ率が設定されています。

販売地域ロイヤリティ率
日本23%
台湾13%

FANBOXプリントは、コンビニに設置されたマルチコピー機からイラストなどを購入・印刷できるサービスです。

日本では全国約3.3万店舗のローソン、ファミリーマート、ミニストップ、台湾では約7,200店舗のセブン-イレブンに対応しています。

データを購入者へ直接渡すのではなく、コンビニでプリント商品として受け取ってもらえるため、クリエイター自身が印刷・在庫管理・梱包・発送をする必要がありません。

小春六花 – TOKYO6 ENTERTAINMENT 公式サイト

FANBOXプリントは原則オリジナル作品、今回は二次創作も販売可能に

通常のFANBOXプリントでは、原則としてオリジナル作品が販売対象です。

一方、「公認ファンワークス」では、権利元から公認を受けた作品について、個別のコンテンツガイドラインに従うことで二次創作作品を販売できます

今回対象になったのは、TOKYO6 ENTERTAINMENTが展開する次のキャラクターです。

  • 小春六花
  • 夏色花梨
  • 花隈千冬
  • TOKYO6 ENTERTAINMENTが公式二次創作設定として公表しているその他の登場キャラクター

重要なのは、「FANBOXプリントで二次創作全般を販売できるようになった」という変更ではないことです。

あくまで権利元と連携した「公認ファンワークス」の対象作品について、それぞれ定められたガイドラインの範囲内で販売できます。

過去に描いたファンアートも登録できる

今回の企画では、新しく描き下ろした作品だけでなく、過去に制作した作品も販売対象にできます

すでに小春六花、夏色花梨、花隈千冬などのファンアートや漫画を制作しているクリエイターにとっては、新作を用意しなくても参加を検討できます。

ただし、過去作品であれば無条件に販売できるという意味ではありません。

FANBOXプリント側のコンテンツガイドラインと、今回の「TOKYO6キャラクター」公認ファンワークス向けガイドラインを確認したうえで登録する必要があります。

販売までにはコンテンツ審査がある

販売までの流れも公開されています。

  1. FANBOXクリエイターへ登録
  2. FANBOXプリントのコンテンツ提供者へ登録
  3. コンテンツ登録時に「TOKYO6キャラクター」公認ファンワークスへの参加を選択
  4. コンテンツ審査
  5. 審査完了後、指定した日から販売開始

作品を登録した時点で即販売される仕組みではなく、審査を通過する必要があります。

9月9日から、FANBOXプリントでコンテンツを登録する際に今回の企画を選択できるようになっています。

在庫を作らず「二次創作グッズを販売する」選択肢

今回の仕組みで面白いのは、二次創作の収益化とオンデマンド販売が組み合わさっていることです。

同人誌やグッズを販売する場合、クリエイター自身が印刷数を決めて発注し、イベントや通販で販売する形が一般的です。

FANBOXプリントなら、購入者がコンビニで必要な分だけプリントします。

そのため、クリエイター側は在庫を抱えず、梱包や発送もしない形で作品を販売できます。

「本やグッズを作るほどではないけれど、ファンアートを作品として販売してみたい」というクリエイターにも参加しやすい仕組みです。

日本だけでなく台湾でも販売できる

もうひとつ注目したいのが、最初から台湾での販売にも対応していることです。

FANBOXプリントは2026年5月、台湾セブン-イレブンのマルチコピー機サービス「ibon」とシステム連携し、日本と台湾の双方で作品を購入できるようになりました。

今回のTOKYO6キャラクター公認ファンワークスも、その販売網を利用します

物理的な商品を日本から海外発送する場合、送料や配送日数、梱包、関税などを考える必要があります。

コンビニプリントでは、データを現地の店舗で出力します。

海外に作品を販売するというより、海外側に印刷場所を用意する仕組みに近いのが特徴です。

「二次創作を売っていいのか」の曖昧さを減らせる

二次創作では、「ファンアートを描いて公開すること」と「その作品を販売して利益を得ること」を同じようには扱えません。

作品や権利元によって二次創作ガイドラインは異なり、非営利のみ認めるケース、一定範囲の販売を認めるケース、個別の条件を設けるケースなどがあります。

今回の公認ファンワークスでは、権利元が参加した販売の枠組みを最初から用意し、その中でクリエイターが二次創作を販売できるのが大きな違いです。

もちろん「公認だから何を描いても販売できる」という意味ではありません。

登録前には専用のコンテンツガイドラインを確認する必要があります。

コンビニプリントと二次創作は相性がいいかもしれない

ファンアートはSNSでは大量に生まれていますが、それを商品として販売するとなると一気にハードルが上がります。

印刷する部数を決め、原価と販売価格を計算し、在庫を置き、注文が入れば発送する。さらに二次創作なら、権利元のガイドラインも確認しなければなりません。

公認ファンワークスは、そのうち権利面と物理的な販売作業のハードルをまとめて下げる仕組みと見ることができます。

クリエイターが作品データを登録し、ファンが近くのコンビニで購入する。

この形なら、数十部を印刷するほど需要があるかわからない作品でも販売しやすくなります。

二次創作の販売というと同人誌即売会やBOOTHなどがまず思い浮かびますが、コンビニプリントがもうひとつの販売経路として定着するのか。

今回のTOKYO6キャラクターだけでなく、今後「公認ファンワークス」の対象IPがどこまで増えていくかも注目したいところです。

関連リンク

FANBOXプリント|公認ファンワークス「TOKYO6キャラクター」
TOKYO6キャラクター 公認ファンワークスを見る

FANBOXプリント|「TOKYO6キャラクター」コンテンツガイドライン
専用コンテンツガイドラインを見る

ピクシブ|公式発表
ピクシブの発表を見る

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