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販売・収益化

FANBOX・Fantia・Ci-enを比較|手数料・機能・向いているクリエイターの違い【2026年版】

作品を継続的に見てくれるファンから月額支援を受けたいと考えたとき、国内クリエイターの候補になりやすいのがpixivFANBOX、Fantia、Ci-enです。
3サービスとも月額プランを作って限定投稿を公開できます。

FANBOXは投稿と月額支援を中心にしたシンプルな設計が特徴。

Fantiaは月額ファンクラブに加えて、商品販売、バックナンバー、コミッション、チップなどを一つのサービス内で扱えます。

Ci-enも月額支援だけではなく、バックナンバー、チップ、クラウドファンディング、買い切り記事など複数の収益手段を持っています。

「手数料が一番安いところ」で決めるより、月額支援だけをシンプルに運営したいのか、過去記事や単品販売まで収益化したいのかで選んだほうが違いが見えてきます。

FANBOX・Fantia・Ci-enの違いを先に比較

先に結論を言えば、3サービスに単純な上下関係はありません。
月額支援そのものを運営しやすいFANBOX、ファンクラブと販売を一体化しやすいFantia、支援方法と外部サービス連携を広げやすいCi-en。

自分がどんな活動拠点を作りたいかで選ぶと、違いが見えやすくなります。

クリエイターが特に確認したい項目をまとめると、次のようになります。

比較項目FANBOXFantiaCi-en
主な用途月額支援
投稿
ファンクラブ
販売
月額支援
複数の収益機能
全年齢の月額プラン手数料10%12.5%※10%
成人向け等の手数料12.9%実写カテゴリ17.5%
非実写12.5%
13%
有料プラン価格100〜10,000円100〜100,000円100〜100,000円
無料でつながる機能フォロー無料プラン無料フォロー
バックナンバー販売
商品販売月額支援中心買い切り記事
コミッション
チップ・追加支援支援プラン中心
クラウドファンディング
銀行振込手数料200円/300円330円Ci-en負担
※2026年9月6日時点の公式情報をもとに整理しています。機能・手数料・規約は変更される可能性があります。

Fantiaはイラスト・漫画・VTuber・音声・ゲーム・音楽・デザインなどの非実写カテゴリが12.5%。コスプレ、アイドル、YouTuber・配信者、実写写真・映像などの実写カテゴリは17.5%です。

大きな違いは、FANBOXが月額支援にかなり特化しているのに対し、FantiaとCi-enは支援以外の収益方法もサービス内へ持っていることです。

そのため、同じ「月額支援サービス」として比較できる一方、運営方法まで同じではありません。

3サービスの強みを一言で整理すると

かなり大ざっぱに分けるなら、次のように考えられます。

FANBOX:月額支援そのものを続けやすい

FANBOXは、投稿と継続支援の関係が分かりやすいサービスです。

作品や制作過程を投稿し、無料フォロワーを増やし、その中から支援者になってもらう。支援者には限定投稿を届ける。

商品在庫や発送、コミッション受付などをFANBOX内で管理する必要がないため、「創作+支援者向け投稿」へ運営を絞りたいクリエイターには、このシンプルさ自体が強みです。

Fantia:ファンクラブから販売まで広げやすい

Fantiaは、月額ファンクラブだけを見るより、サービス全体で評価したいタイプです。

無料・有料プラン、バックナンバー、投稿セレクト、ダウンロード商品、物販、コミッションなどを利用できます。

限定コンテンツを公開するだけでなく、完成作品を販売したり、グッズを扱ったり、ファンから個別依頼を受けたりと、ファンとの関係を一つのサービス内で広げやすいのが魅力です。

Ci-en:支援方法とクリエイター活動をつなげやすい

Ci-enは月額支援を土台にしながら、バックナンバー、チップ、買い切り記事、クラウドファンディングなどへ展開できます。

さらにDLsiteサークル連携Discord連携も用意されています。

同人ゲーム、音声作品、CG、漫画などをDLsiteで販売しているクリエイターや、支援者向けDiscordコミュニティを運営したい人にとっては、普段の活動と支援ページをつなげやすいことが大きな特徴です。

月額支援の手数料はFANBOXとCi-enが10%

まずはもっとも比較しやすい月額プランの手数料です。

全年齢の月額プランで比較すると、手数料は次の通り。

サービス月額プランの手数料
FANBOX10%
Ci-en10%
Fantia(非実写)12.5%

FANBOXCi-enは10%で並びます。

Fantiaは、イラスト・漫画・VTuber・音声作品・ゲーム制作・音楽・小説・アート・デザインなどの非実写カテゴリなら12.5%です。

月額1,000円の支援を受けた場合、単純計算では次のようになります。

サービス支援額手数料手数料差引後
FANBOX1,000円100円900円
Ci-en1,000円100円900円
Fantia(非実写)1,000円125円875円

支援者100人なら、単純計算では月額売上10万円に対して、

  • FANBOX:90,000円
  • Ci-en:90,000円
  • Fantia:87,500円

となり、Fantiaとの差は月2,500円です。

年間では30,000円になるため、売上規模が大きくなるほど手数料差も無視しにくくなります。

ただし、Fantiaには後述する商品販売やコミッションなどがあります。

月額プランだけの手取りならFANBOXとCi-enが有利ですが、サービス全体の収益機能ではFantiaのほうが広いという違いがあります。

成人向けクリエイターは手数料の分類方法に注意

成人向け作品を扱う場合は、3サービスを単純な「R-18手数料」だけで並べられません。

  • FANBOX
    • R-18コンテンツを投稿しない:10%
    • R-18コンテンツを投稿する:12.9%
  • Ci-en
    • 全年齢の月額プラン:10%
    • R-18の月額プラン:13%

一方、Fantiaは成人向けかどうかではなく、実写カテゴリか非実写カテゴリかで手数料が分かれます。

イラストや漫画の成人向け作品でも非実写カテゴリなら12.5%です。

コスプレ、アイドル、YouTuber・配信者、実写写真・映像などの実写カテゴリは17.5%になります

そのため成人向けイラスト・漫画を中心に活動している場合は、こうなります。

サービス月額プラン手数料
Fantia・非実写12.5%
FANBOX・R-1812.9%
Ci-en・R-1813%

全年齢ではFANBOXとCi-enが低かったのに、成人向けイラスト・漫画ではFantiaがわずかに低くなるのが興味深いところです。

成人向けクリエイターほど、「サービス全体の手数料は何%か」ではなく、自分のカテゴリにどの料率が適用されるかまで確認する必要があります。

プラン価格の自由度はFantiaとCi-enが広い

作成できる月額プランの価格にも違いがあります。

FANBOXは100円〜10,000円です。
公式は、価格に迷う場合は500円プランから始める方法を勧めています。

Fantiaは100円〜100,000円
無料プランも作成でき、有料プラン数には明確な上限が設けられていません。

Ci-enは100円〜100,000円まで1円単位で設定でき、月額プランは最大10個です。

サービス有料プラン価格
FANBOX100〜10,000円
Fantia100〜100,000円
Ci-en100〜100,000円

一般的な500円・1,000円・2,000円程度のプランを作るなら、どのサービスでも困りません。

差が出るのは、10,000円を超える高額応援プランを作りたい場合です。

FantiaとCi-enは100,000円まで設定できます

ただし、設定できるからといって高額プランを作る必要はありません。

月額支援は継続課金なので、価格の上限よりも支援者が無理なく継続でき、自分も運営を続けられる金額になっているかを優先したほうがよいでしょう。

FANBOXの魅力は「支援サイト」として迷いにくいこと

FANBOXの強みは、機能の多さより分かりやすさです。

  • クリエイターを無料でフォローし、支援したい場合は月額プランへ加入する。
  • クリエイターは全体公開または支援者限定で投稿する。
  • 支援開始後は、そのプランで公開中の過去の支援者限定投稿もすべて閲覧できる。

月額プランの設計も比較的シンプルです。

FANBOXでは、支援を始めると、そのプランで現在公開されている過去の支援者限定投稿も閲覧できます。また、高額プランの支援者は、それより低い金額のプラン向け投稿も閲覧できます。

そのため、

500円:制作日記
1,000円:制作日記+限定投稿
2,000円:上記+もっと応援したい人向け

といった積み上げ型のプランを作りやすいサービスです。

商品販売やコミッションまで一つの管理画面で完結させたい人にはFantiaなどのほうが合う場合がありますが、作品制作と月額支援をなるべく単純に分けたいならFANBOXは扱いやすいでしょう。

pixivを使っているクリエイターとの相性もいい

FANBOXならではの強みとして外せないのがpixivとの関係です。

FANBOXの「クリエイターを探す」には、pixivでフォローしているクリエイターを表示する仕組みがあります。

すでにpixivへイラスト・漫画・小説などを投稿している場合、作品を知ってもらう場所と支援してもらう場所をつなげやすくなります。

さらにFANBOXには「おたより」があり、支援者だけでなく、まだ支援していないフォロワーだけを指定してメッセージを送ることもできます。

特に、すでにpixivで作品を公開しているクリエイターは、pixivでフォローされている関係からFANBOXのクリエイターを見つけてもらえる仕組みもあります。

Fantiaの魅力は「ファンクラブ+販売」を一か所に集められること

Fantiaは、ファンクラブ運営を中心に活動範囲を広げたいクリエイターほど魅力が分かりやすいサービスです。

月額の無料・有料プランに加えて、

  • 商品販売
  • バックナンバー販売
  • コミッション
  • チップ
  • 上乗せ支援

などを利用できます。

「支援者限定の記事を投稿する場所」にとどまらず、ファンクラブを中心に複数の収益手段を作れます。

たとえばイラストレーターなら、

  • 月額プランで制作過程や限定イラストを公開する。
  • 完成データや作品集を商品として販売する。
  • 必要に応じてコミッションも受け付ける。

という運用が同じサービス内でできます。

商品価格も無料または100円〜100,000円で設定でき、加入しているプランごとに商品価格を変えることもできます。

複数サービスを行き来せず、「ファンになってもらう→支援してもらう→作品を買ってもらう」までまとめたいクリエイターには強い設計です。

Fantia Marketで「商品販売だけ」という使い方もできる

Fantiaはファンクラブサービスという印象が強いですが、現在は「Fantia Market」もあります。

Fantia Marketでは、ファンクラブを作らず、商品販売だけを目的としたショップを開設することもできます。

そのため、「まず商品販売から始める」「販売をしていて、あとからファンクラブも考える」といった活動にも対応できます。

月額支援サービスだけで比較すると見えにくい部分ですが、クリエイター向け販売プラットフォームとしての側面まで持っていることはFantiaの大きな差別化ポイントです。

Fantiaには「投稿セレクト」もある

記事単位の販売という点では、Fantiaにも注目したい機能があります。

「投稿セレクト」です。

投稿セレクトでは、過去に公開した1つの投稿、または複数投稿をまとめて商品として販売できます。

たとえば、

  • 人気だった限定イラストだけ販売する
  • 特定シリーズの投稿をまとめる
  • 過去の制作ノウハウ記事をセットにする

といった使い方ができます。

Ci-enにも後述する「買い切り記事」がありますが、仕組みは同じではありません

Fantiaは既存投稿を選んで商品化する「投稿セレクト」、Ci-enは買い切り形式の記事として投稿する「買い切り記事」です。

「記事を買い切りで販売したい」という比較軸では、両サービスを候補に入れて考えられます。

Ci-enの魅力は月額支援から複数の支援方法へ広げられること

Ci-enも月額支援以外の選択肢が豊富です。

現在利用できる有料支援には、

  • 月額プラン
  • 上乗せ
  • バックナンバー
  • チップ
  • クラウドファンディング

があります。

加えて、記事単位で販売できる「買い切り記事」がβ版として提供されています。

月額支援だけに依存しなくていいのが特徴です

たとえば、

  • 普段は500円の月額プランを運営しながら、過去コンテンツをバックナンバーとして販売する。
  • 単発の記事だけ読みたい人には買い切り記事を販売する。
  • 大きな制作企画があるときにはクラウドファンディングを使う。

といった形で、同じクリエイターページの周辺に複数の支援方法を持てます。

Ci-enのバックナンバーは、過去の限定コンテンツを月単位で販売する仕組みです。クリエイターが許可していれば、現在プランに加入していない人でも購入できます。

FANBOXとは、過去記事の扱いでかなり考え方が違います。

DLsiteで作品を販売しているならCi-enは要チェック

Ci-enの大きな差別化ポイントがDLsiteとの連携です。

DLsiteサークルとCi-enを連携すると、DLsiteの作品詳細やサークルプロフィールからCi-enへのリンクを表示できます。

さらにDLsiteアフィリエイトにも対応しており、自分の販売作品をCi-en上へ表示したり、新作発売後に紹介記事を自動投稿したりする機能があります。

ゲーム、音声作品、CG集、漫画など、DLsiteを販売拠点として使っているクリエイターにとってはかなり分かりやすい導線です。

DLsiteで作品を売り、Ci-enで制作過程や支援者向けコンテンツを届ける。

この組み合わせを作りやすいのはCi-enならではです。

Discordコミュニティを運営したい場合もCi-enが強い

Ci-enにはDiscord連携があります。

有料プラン加入状態とDiscordのロールを連動でき、

  • 加入プランに応じたロールの自動付与
  • プラン変更時のロール変更
  • 退会後の自動処理

などを行えます。

有料支援者だけが参加できるDiscordサーバーを特典として運営する場合、手作業で毎月メンバーを確認する負担を減らせます。

作品や記事だけではなく、コミュニティ参加そのものを支援特典にしたいクリエイターにもCi-enは候補になります。

過去の記事をどう扱いたいかでFANBOXとFantia・Ci-enは大きく変わる

月額支援を長く続けるほど重要になるのが、過去コンテンツです。

このとき重要になるのが「新しく支援した人に、過去の記事をどこまで見せるか」です。

FANBOX

FANBOXでは、支援を開始すると、そのプランで現在公開されている過去の支援者限定投稿も閲覧できます。

3年間運営して限定投稿が100本あれば、その100本が現在も公開されている限り、新しく加入した支援者も閲覧できます。

過去コンテンツまで含めて「支援者になった人への特典」として提供したい運営と相性があります。

Fantia

Fantiaでは、限定コンテンツに入会期限を設定し、過去分をバックナンバーとして販売できます。

さらに投稿セレクトを使えば、月単位ではなく特定の投稿を選んで商品化することもできます。

なお、2026年9月6日時点ではバックナンバー購入には有料プランへの加入が必要ですが、2026年10月22日からは有料プラン未加入ユーザーも購入可能になる予定と公式から発表されています。

過去コンテンツを資産として整理しながら販売したいクリエイターには使いやすい仕組みです。

Ci-en

Ci-enも過去の限定コンテンツを月単位のバックナンバーとして販売できます。

バックナンバー販売の許可・停止をクリエイター側で設定できるほか、記事ごとの閲覧設定によって過去投稿を新規支援者へ見せる運用もできます。

「全部開放する」「過去分を販売する」といった設計を活動方針に合わせて考えられます。

つまり、

  • 過去記事を加入特典としてまとめて開放したい → FANBOX
  • 過去の記事自体も継続して販売したい → Fantia・Ci-en

という違いがあります。

これは手数料以上に、長期運営では差が出やすいポイントです

新規支援者に過去作品を全部見せるのは損なのか?

ここは単純に「バックナンバー販売があるほうが得」とは言えません。

過去記事をすべて読めることは、FANBOXへ新しく入る理由にもなるからです。

「500円で過去の制作日記も全部読める」となれば、新しく作品を知った人が支援を始めやすくなります

逆に、毎月高密度な限定作品を公開していて、それ自体に商品としての価値が高い場合は、過去数年分を1か月の支援だけですべて読めることを避けたいケースもあります。作品の性質によって考え方は変わります。

日記、制作過程、活動報告などが中心ならFANBOXの方式は扱いやすいでしょう。

完成作品、ゲーム、音声、漫画、素材集など、「過去分にも単体の商品価値が残りやすいもの」を大量に公開するなら、バックナンバー販売のあるサービスを検討する意味があります。

Fantiaはコミッションまで同じ場所で受けられる

FANBOX・Fantia・Ci-enの中で、Fantiaの大きな違いになるのがコミッションです。

Fantiaでは、ファンがクリエイターへ個別のリクエストを送り、クリエイターが承認して納品する仕組みがあります。無料プランだけで活動しているクリエイターでも利用できます。

コミッションのクリエイター側手数料は報酬の12.5%です。

たとえば、「月額支援 +商品販売 +コミッション」をFantia内にまとめることもできます。

これはSkebのようなコミッション専用サービスと完全に同じ仕組みではありませんが、「支援してくれているファンから個別リクエストも受けたい」というクリエイターには便利です。

一方、コミッションをまったく受けないなら、この機能があること自体はサービス選びの理由になりません。

Ci-enはクラウドファンディングを使える

Ci-enにはクラウドファンディング機能があります。

実現したい企画や目標を提示し、支援者にリターンを用意して単発で支援を募る仕組みです。

月額プランとは異なり毎月の更新は不要で、支援も一度きり。複数のリターンを購入することもできます。

たとえば、

  • 同人ゲームの制作費
  • 音声作品の新企画
  • 作品集の制作
  • 新しい機材の導入を伴う企画

など、普段の月額支援とは別に大きなプロジェクトを動かしたい場合に使えます。

全年齢クラウドファンディングの手数料は10%、R-18は15%です

月額支援だけを目的に比較すると見落としますが、Ci-enを活動拠点として長く使うなら差別化になる機能です。

振込条件はCi-enが安いが、5,000円の基準に注意

売上を銀行へ受け取るときの条件も違います。

FANBOX

銀行振込では、

  • 30,000円未満:200円
  • 30,000円以上:300円

の振込手数料がかかります。

PayPalならFANBOX側の振込手数料はありません。
定期振込は振込可能額が5,000円以上になると行われ、5,000円未満でも「お急ぎ振込」を利用できます。

Fantia

銀行振込は1回330円です。
売上確定後、自分で振込申請を行う仕組みになっています。

Ci-en

銀行への送金手数料はCi-en側が負担します。

ただし、銀行振込では、

  • 月額プラン
  • クラウドファンディング
  • 買い切り記事

の売上が別々に扱われ、それぞれ5,000円未満なら翌月へ繰り越されます。

サービス銀行振込手数料主な注意点
FANBOX200円/300円PayPalなら無料
Fantia330円振込申請が必要
Ci-en0円売上種別ごとに5,000円基準

少額で始める場合は、手数料だけでなく「いつ受け取れるか」も確認したいところです。

無料ユーザーをどう残すかも違う

いきなり月額支援してもらうのではなく、まず無料で作品を追ってもらう入口も3サービスにあります。

  • FANBOX
    • クリエイターを無料フォローできる
    • クリエイター側からは「おたより」をフォロワーだけに送ることも可能
  • Fantia
    • 無料プランを作れる
    • 無料プランと有料プランを同じファンクラブ内に並べられる
    • 「まず無料会員になってもらう」という導線を作りやすい設計
  • Ci-en
    • 無料フォローが用意されている

大きな違いは、Fantiaでは無料ユーザーも「0円プランの会員」として設計できることです。

無料層にも継続的にコンテンツを届け、その中から有料プランへ移ってもらうファンクラブ運営をしたいなら、Fantiaの仕組みは分かりやすいでしょう。

FANBOXが向いているクリエイター

次のような人はFANBOXから考えやすいでしょう。

  • 月額支援を中心にシンプルに運営したい
  • 商品販売やコミッションまで同じサービスにまとめる必要がない
  • pixivですでに作品を公開している
  • 制作途中、活動日記、限定作品などを継続的に投稿したい
  • 過去投稿も新しい支援者にまとめて見てもらいたい
  • 全年齢活動で月額プランの手数料を抑えたい

特に、FANBOX用の事業を新しく作るというより、今やっている創作活動をファンに継続して支えてもらいたい人とは相性がよいでしょう。

FANBOX公式も、完成作品だけでなく制作途中や活動報告などを投稿する運用を勧めています。

Fantiaが向いているクリエイター

Fantiaは次のような活動と相性があります。

  • 月額支援だけでなく作品販売もしたい
  • 過去の限定コンテンツをバックナンバーとして販売したい
  • コミッションも同じ場所で受けたい
  • 無料プランから有料プランへのファンクラブ導線を作りたい
  • 一つのサービス内に複数の収益方法を持ちたい
  • 高額な月額プランを設定したい

月額支援サイトというより、クリエイター用のファンクラブ兼販売拠点として使いたい場合に候補になります。

一方、月額限定投稿しか使わないのであれば、12.5%の手数料を払ってFantiaの多機能さを選ぶ意味があるかは考えたいところです。

使わない機能が多ければ、FANBOXやCi-enのほうが運用に合う場合があります。

Ci-enが向いているクリエイター

Ci-enは次のような人に向いています。

  • 月額プランの手数料を10%に抑えたい
  • バックナンバー販売を使いたい
  • 単発のチップも受け付けたい
  • 買い切り記事を販売したい
  • クラウドファンディングも使いたい
  • 過去コンテンツにも継続して収益性を持たせたい

FANBOXより収益機能を増やしつつ、全年齢月額プランの手数料は10%に抑えられる点が特徴です。

銀行への送金手数料もCi-en側が負担します

ただし売上種別ごとに5,000円の振込基準があるため、月額支援、買い切り記事、クラウドファンディングへ少額ずつ売上が分散する場合は、受取タイミングまで確認しておきましょう。

迷ったら「何を月額支援の外でも売りたいか」で決める

FANBOX・Fantia・Ci-enは、月額プランの部分だけを見るとよく似ています。

そこで迷ったら、月額支援以外に何をしたいかから逆算すると選びやすくなります。

やりたいこと候補
月額支援をシンプルに運営FANBOX
pixivとのつながりを活用FANBOX
商品販売もまとめるFantia
コミッションも受けるFantia
過去記事をバックナンバー販売Fantia
Ci-en
買い切り記事を販売Ci-en
クラウドファンディングCi-en
全年齢で月額手数料10%FANBOX
Ci-en

サービスの機能が多いほど優れているわけではありません。

使う機能が増えれば、商品管理や問い合わせ対応など運営の仕事も増えます。

普段の制作活動に加えて月額支援を始めるなら、収益機能の多さより、自分が管理し続けられるかも重要です。

複数サービスを同時に始める必要はない

FANBOX、Fantia、Ci-enを比較していると、「全部作っておけば取りこぼしがないのでは」と考えるかもしれません。

ただ、月額支援サービスを複数運営すると、

  • FANBOX向け投稿
  • Fantia向け投稿
  • Ci-en向け投稿

管理が分散しやすくなります。

同じ投稿をすべてに載せる方法もありますが、支援者管理やプラン変更、コメント、告知、規約変更の確認はそれぞれ必要です。

制作時間を守るという意味でも、最初は自分の活動にもっとも合うサービスを一つ選び、運用が安定してから別の収益方法を考えるほうがオススメです。

「支援方法を分散する」ことと「同じ月額支援サービスを3つ運営する」ことは別です。

収益を分散したいなら、月額支援に加えて作品販売やコミッションを持つ方法もあります。

結局、FANBOX・Fantia・Ci-enはどれがおすすめ?

月額支援を中心に判断するなら、次のように整理できます。

  • FANBOX
    • 月額支援をシンプルに続けたい人向け
    • 全年齢なら手数料が10%
    • 過去の限定投稿も支援開始後にまとめて見てもらえる
  • Fantia
    • ファンクラブが中心
    • 商品販売・バックナンバー・コミッションなどを一か所へ集約したい人向け
    • 非実写カテゴリの月額手数料は12.5%
  • Ci-en
    • 月額手数料が10%
    • バックナンバー・チップ・買い切り記事・クラウドファンディングまで広げたい人向け

手数料だけなら全年齢のFANBOXとCi-enが有利です。

ただ、2.5ポイントの手数料差より、Fantiaの商品販売やコミッションを使うことで売上自体が増えるクリエイターもいるでしょう。

反対に、それらを使わないならFANBOXのシンプルさがメリットになります

サービスを選ぶときは、どこが一番安いかではなく、「自分はファンからどんな形で支援してもらいたいのか」を先に決めると、3サービスの違いが見えやすくなります。

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デザイン制作とWeb運営に携わりながら、クリエイター向けサービスや制作ツールの情報を追っています。

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