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Xの収益分配が今日終了、9月8日から新制度へ|「転載・まとめ」よりオリジナル投稿を優遇

Xのクリエイター向け収益化制度が、今日2026年9月7日を境に切り替わります。

従来の「Creator Revenue Sharing」は9月7日で終了。
明日9月8日から、既存の収益分配参加者に対して新制度「Original Content Rewards Program」への申請受付が順次始まります。

Xは8月7日の時点で旧制度への新規参加受付を停止していましたが、既存参加者については今日まで収益が計算されます。
9月7日までに発生した分の最終支払いは、9月11日前後を予定しています。

今回の変更で特に大きいのは、単に名称や支払い方法が変わるのではなく、「何を投稿すると収益対象になるか」が以前より明確にオリジナルコンテンツへ寄ったことです。

9月8日から自動移行ではなく、改めて申請

現在Creator Revenue Sharingへ参加している人も、そのまま新制度へ移るわけではありません。

Xによると、9月8日から既存参加者へOriginal Content Rewardsへの申請権限を順次展開します。Creator Studioの「Original Content Rewards」から、自分が参加条件を満たしているか確認できます。

以前に本人確認と支払い方法の登録を済ませている場合は、同じ手続きを再度行う必要はありません。

ただし、新制度の参加条件を満たしている必要があります。

新しい参加条件は?

Xが公開している主な条件は次の通りです。

条件内容
年齢18歳以上
対象国対象国・地域に居住
アカウントPersonalまたはBusiness
PremiumPremium、Premium+、Premium Businessのいずれか
インプレッション過去90日で認証済みユーザーから50万以上
フォロワー認証済みフォロワー500人以上
投稿オリジナルコンテンツを継続的に投稿
アカウント状態規約違反を繰り返していない良好な状態

日本も対象国に含まれています。

条件を満たせば必ず承認されるわけではなく、申請後にXの審査があります。

Xは審査結果について3営業日以内に通知するとしています

収益対象になるのは「Premiumユーザーからの表示」

新制度では、オリジナル投稿が生み出した「qualified impressions」をもとに収益が計算されます。

qualified impressionsは、収益計算の対象として認められるインプレッションのことです。単に投稿が表示された回数すべてが収益へ反映されるわけではありません。

対象になるのは、Premium Basic、Premium、Premium+、Premium Businessユーザーがホームタイムラインで投稿を見た場合です。

さらに、投稿の50%以上が画面内に表示されることなどが条件になっています。

インプレゾンビを見ることが無くなりそうです

  • 同じユーザーによる同じ投稿への重複表示
  • 広告として購入した表示
  • 不正・人工的に作られたインプレッション

などは除外されます。

写真・イラスト・動画も「オリジナル」であれば対象

新制度でいうオリジナルコンテンツは、文章だけではありません。

Xは、

  • 自分で書いた投稿
  • 自分で制作した画像
  • 自分で撮影した動画
  • 自分でデザインした作品
  • 自分自身の分析・解説

などを対象としています。

そのため、イラストレーター、デザイナー、漫画家、写真家、映像制作者などにとっては、自分の制作物そのものが収益対象になり得ます。

他人のニュースを取り上げる投稿でも、自分の分析や視点を十分に加えていればオリジナルコンテンツとして扱われます。

つまり、ニュースへのコメントや作品分析そのものが禁止されたわけではありません。

「転載・まとめだけ」は収益対象から外れる

一方、新制度では対象外となる投稿もかなり具体的に示されています。

Xが挙げているのは、

  • 他人の文章・画像・動画をそのままコピー
  • 他人の投稿を少しだけ書き換える
  • 動画速度を変えただけ
  • フィルターをかけただけ
  • テキストを載せただけ
  • 他人のコンテンツを大量にまとめただけ
  • 他プラットフォームの動画を転載

などです。

特に「aggregated content」が明確に対象外になった点は、いわゆるまとめアカウントには影響があります。

aggregated contentとは、複数の他人の投稿や画像、動画などを集めて再構成したコンテンツです。新制度では、独自の視点や編集価値を十分に加えていないものは収益対象になりません。

「海外で話題の画像5選」のように素材を並べるだけではなく、その投稿者自身の分析や解説を付けることが求められます。

自分の作品を別SNSから再投稿するのは?

Xは「cross-platform reposts」も対象外として挙げていますが、ここには重要な例外があります。

他のプラットフォームから持ってきたコンテンツでも、自分自身が制作したものであれば投稿可能です。

たとえば、自分がInstagramへ投稿したイラストをXにも投稿する、自分のYouTube動画の一部をXへ掲載するといった使い方まで禁止されるわけではありません。

問題になるのは、他人が作ったコンテンツを別プラットフォームから持ってきて転載するケースです。

これは複数SNSへ作品を投稿しているクリエイターにとって確認しておきたい点です。

「いいねして」「拡散して」の繰り返しも注意

新制度では、エンゲージメントを人為的に増やす行為も制限されています。

Xは継続条件として、いいね、返信、ブックマーク、フォロー、リポストなどを繰り返し要求する「engagement solicitation」を避けるよう求めています。

engagement solicitationは、投稿への反応を意図的に要求して数字を増やそうとする行為を指します。

たとえば毎回「いいね+リポストしてください」と投稿し続ける運用は、新しい収益制度では以前より注意が必要です。

作品を見てもらうために自然に告知することと、収益目的で反応を要求し続けることは分けて考えた方がよさそうです。

自動投稿も収益対象外

Xは、自動化された手段で制作または投稿されたコンテンツについても収益対象外としています。

ここはクリエイター向けのSNS運用でも影響があります

投稿予約サービスを使っただけですぐ違反になるのか、自動生成・自動投稿をどこまで指すのかは、現在公開されている説明だけでは細部まで分かりません。

少なくとも、大量生成した投稿をボットで流し続けて収益を得るような運用は、新制度の方向性とは合いません。

Xは「投稿量」より「誰が作ったか」を強く見る方向へ

今回の変更を見ると、Xが収益化で評価したいものがかなり明確になっています。

  • 他人の投稿を集める
  • 動画を転載する
  • 少し編集して大量投稿する

こうした方法よりも、

  • 自分で描く
  • 自分で撮る
  • 自分で書く
  • 自分で分析する

という投稿を優先する制度です。

イラストレーターや漫画家、デザイナー、映像制作者のように、もともと自分で作品を作って投稿しているクリエイターには方向性として悪い変更ではありません。

ただし、収益計算に使われるのはPremiumユーザーからの対象インプレッションなので、「作品が一般ユーザーに大量に見られた=その分だけ収益が増える」という単純な仕組みではありません。

今日9月7日は旧制度最後の日

今日9月7日までに発生したCreator Revenue Sharingの収益は、旧制度として計算されます。

最終支払いは9月11日前後。

そして明日9月8日から、既存参加者を対象にOriginal Content Rewardsへの申請権限が順次展開されます。

旧制度に参加していたクリエイターは、明日以降Creator Studioを確認しておいた方がよいでしょう

収益分配の名前が変わるだけではなく、X上で「収益になる投稿」の定義そのものが変わります。

自分の作品、知識、視点を発信しているクリエイターにとっては、これまで以上にオリジナルであること自体が収益条件になる制度へ切り替わります。

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デザイン制作とWeb運営に携わりながら、クリエイター向けサービスや制作ツールの情報を追っています。

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