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東京でZINEが買える本屋・ショップ10選|専門店から独立系書店まで

東京には、ZINEだけを扱う専門店から、写真集やアートブックと一緒に自主制作の冊子を選べる本屋まで、さまざまなZINEスポットがあります。

「どこへ行けばZINEを買えるのかわからない」という人向けに、現在もZINEや自主制作出版物の取り扱いを確認できる東京の本屋・ショップをまとめました。

店によって並ぶ本の性格が大きく違うので、何冊か欲しいなら複数店舗を巡ってみるのもおすすめです。

営業時間や営業日は変更されることがあります。訪問前に各店舗の公式サイト・SNSも確認してください。

東京でZINEが買える本屋・ショップ10選

最初に、それぞれの特徴をまとめます。

エリア特に探しやすいものこんな人におすすめ
MOUNT tokyo駒沢国内外のZINE、イラスト、写真とにかくZINEをたくさん見たい
platform3東中野アジア、クィア、ジェンダー、フェミニズム海外・アジアのZINEを探したい
タコシェ中野自主制作本、漫画、サブカルチャー個性的なZINEを掘りたい
Utrecht神宮前アート、写真、デザイン、海外出版物ビジュアル重視で探したい
flotsam books杉並・和泉写真、ファッション、アート、デザイン写真ZINEやアートZINEが好き
青山ブックセンター表参道イラスト、デザイン、写真、自主制作商業出版とZINEを一緒に見たい
SPBS奥渋谷カルチャー、リトルプレス、ZINE今のカルチャーを横断して見たい
本屋B&B下北沢・代田文芸、エッセイ、リトルプレス読み物系ZINEを探したい
百年 吉祥寺吉祥寺アート、デザイン、文学、ZINE古本と自主制作本を一緒に探したい
BOOKSHOP TRAVELLER祖師ヶ谷大蔵独立書店、個人出版、ZINE予想外の一冊に出会いたい

同じZINEでも、写真作品集と個人的な日記、漫画、自主研究、社会問題を扱う冊子では、置かれやすい店が違います。

一軒ですべてを探すよりも、自分が好きなジャンルに強い店を知っておくとZINE巡りが楽しくなります。

リトルプレスとは、大手出版社ではなく個人や小規模な出版社が少部数で発行する出版物を指します。ZINEと重なる部分も多く、独立系書店では同じ棚に並ぶことがあります。

MOUNT ZINE|ZINEを探すこと自体が目的なら最初に行きたい

MOUNT ZINEの外観

東京で「とにかくたくさんのZINEを見たい」と考えるなら、最初の候補にしたいのが MOUNT ZINE です。

駒沢にあるMOUNT ZINEは、名前の通りZINEを中心に扱うショップです。ギャラリー「MOUNT tokyo」に併設されています。

これまで国内外の4,000タイトル以上のZINEを販売してきたそうです

運営側が特定のジャンルだけを選ぶのではなく、募集期間に集まったZINEをジャンルを問わず展示・販売する仕組みを採用しています。写真、イラスト、漫画、日記、文章、旅行記など、作者ごとにまったく異なるZINEが同じ空間に並びます。

MOUNT ZINEの内観

「完成度の高いアートブックだけを見たい」という店ではなく、誰かが自分の好きなものを一冊にしてみた、その幅そのものを楽しめるのがMOUNT ZINEの魅力です。

一般の書店でZINEを探す場合、「ZINEも扱っている」という位置付けになる店が多い一方、MOUNT ZINEではZINEそのものが中心です。「何か一冊ZINEを買ってみたいけれど、まだ好きなジャンルがわからない」という人にも向いています。

ショップにはギャラリー「MOUNT tokyo」も併設され、イラスト、写真、デザインなどの展示も行われています。

項目内容
エリア世田谷区・駒沢
住所東京都世田谷区駒沢2-40-6
営業時間11:00〜18:00
定休日月・火・水
特徴ZINE専門、ギャラリー併設

営業時間はMOUNT公式サイトで確認できます。

platform3|アジアのZINEや個人の声に触れたい

東中野駅の近くにあるplatform3は、「loneliness books」と「(TT) press」が共同運営する書店兼オルタナティブスペースです。

オルタナティブスペースとは、美術館や一般的な商業施設とは異なる形で、展示、出版、イベントなどの文化活動を行う場所を指します。

loneliness booksは、アジア各地のクィア、ジェンダー、フェミニズム、孤独や連帯などをテーマにした本やZINEを扱っています。

拠点がplatform3です

写真やイラストの作品集だけでなく、個人の経験、アイデンティティ、社会、文化について書かれたZINEに触れたい人には特に相性がいいでしょう。

日本語の本だけではなく、韓国、台湾をはじめアジアの出版物を探せることも特徴です。

項目内容
エリア中野区・東中野
住所東京都中野区東中野1-56-5 ホシノビル401
特徴アジア、クィア、ジェンダー、個人出版

営業時間や営業日は企画によって変わる場合があるため、訪問前に公式SNSの確認をおすすめします。

「きれいな作品集を買う」という目的だけではなく、知らなかった誰かの視点を読むためにZINEを探す店として覚えておきたい場所です。

タコシェ|自主制作文化を掘るなら外せない中野の書店

中野ブロードウェイにあるタコシェ(TACO ché)は、自主制作本やZINE、漫画などを長く扱ってきた書店です。

オンラインショップでも「ZINEセレクション」を販売しており、中野の実店舗で商品を受け取ることもできます。

整ったアートブックだけではなく、漫画、イラスト、文章、サブカルチャー、個人的な記録など、作者の癖がそのまま出た自主制作物を探せるのが魅力です。

ZINEの面白さは、商業出版では成立しにくいほど限定されたテーマでも「作りたいから作る」が成立することにあります。

その感覚を強く味わえる店のひとつがタコシェです。

項目内容
エリア中野
住所東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ
営業時間12:00〜20:00
特徴ZINE、自主制作漫画、サブカルチャー

中野ブロードウェイへ行く予定があるなら、ZINEに詳しくなくても覗いてみる価値があります。

Utrecht|アート・デザイン好きがZINEを探すなら

Utrechtの内観

神宮前にあるUtrecht(ユトレヒト)は、アートブックや写真集、デザイン関連出版物を探す人にはよく知られたブックショップです。

公式オンラインストアにも「ZINE」の分類があり、自主出版物を取り扱っています。

アーティストブックとは、作品を掲載しただけの作品集ではなく、本という媒体そのものを作品として捉えて作られた出版物です。ZINEと明確に線引きできない作品も多く、両方を横断して探すと面白い一冊に出会えます。

Utrechtの内観
Utrechtの内観

Utrechtへ行くなら、ZINEという表示だけを探すよりも、アートブックや写真集まで含めて棚を見るのがおすすめです。

海外の自主出版物や、小規模な出版社から発行された作品にも触れられます。

項目内容
エリア渋谷区・神宮前
住所東京都渋谷区神宮前5-36-6 ケーリーマンション2C
営業時間12:00〜19:00
定休日月曜日
特徴アート、写真、デザイン、海外出版物

装丁や紙、印刷、写真の見せ方まで含めてZINEが好きな人には特におすすめです。

flotsam books|写真ZINEやアートZINEを探したい

flotsam booksの内観

杉並区和泉にあるflotsam booksは、ファッション、写真、アート、デザインなどのヴィジュアルブックを中心に扱うブックショップです。

公式サイトでも、定番の写真集から自費出版のZINE、限定出版物まで扱うことを明記しています。ZINEフェアやアーティストとの企画も行っています。

2026年には「ZINES TOUR 2026」を主催し、東京のflotsam booksを起点に京都、愛媛、大阪、福岡を巡回するZINE企画も開催しました。

flotsam booksの内観

写真ZINEを探したいなら、この記事の10店の中でも優先度は高めです。

完成度の高い写真集と自主制作ZINEを同じ空間で見られるので、「商業写真集とZINEでは何が違うのか」という視点で見比べるのも面白いでしょう。

項目内容
エリア杉並区・和泉
住所東京都杉並区和泉1-10-7
特徴写真、ファッション、アート、デザイン、自費出版

写真家、グラフィックデザイナー、ZINEを作ろうとしている人にもおすすめしたい店です。

青山ブックセンター本店|大きな書店でZINEを探したいなら

表参道にある青山ブックセンター本店は、アート、デザイン、写真、イラストなどクリエイティブ分野の品揃えが充実した書店です。

ZINE専門店ではありませんが、公式サイトでは自費出版や自主制作ZINEの店頭販売を積極的に受け付けていることを明記しています。

オンラインストアでも自主制作系の出版物が確認でき、イラスト分野ではZINEとして販売されている作品もあります。

専門店との違いは、一般流通のデザイン書、写真集、作品集、雑誌などとZINEを同じ店内で見られることです。

ZINEだけを買うつもりで行って、関連する写真集やデザイン書まで一緒に探す。反対に、デザイン書を見に行ったついでに自主制作本へ出会う。

そうした偶然が起きやすい店です。

項目内容
エリア渋谷区・神宮前
住所東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F
平日11:00〜21:30
土日祝10:00〜21:00
特徴デザイン、アート、写真、イラスト、自主制作

ZINE専門店に入るのはまだハードルが高い、という人にも行きやすい一軒です。

SPBS本店|ZINEだけでなく「今のカルチャー」を見たい

奥渋谷・神山町にあるSPBS(SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS)は、本と編集を軸にしたブックショップです。

公式サイトの商品カテゴリーにも「リトルプレス」「ZINE」が独立して設けられています。文芸、アート、カルチャー、コミックなどを横断して商品を扱っています。

リトルプレスとは、個人や小規模な出版社が少部数で発行する出版物です。ZINEと重なる部分が多い一方、継続して発行される雑誌や書籍に近い出版物も含まれます。

SPBSはZINEだけを大量に並べる専門店ではありません。

その代わり、現在の出版、音楽、ファッション、社会、アートなどを横断しながら、ZINEやリトルプレスを見られることが強みです。

項目内容
エリア渋谷区・神山町
住所東京都渋谷区神山町17-3 テラス神山1F
営業時間11:00〜21:00
定休日不定休
特徴カルチャー、文芸、アート、ZINE、リトルプレス

「ZINEを買う」という目的を決めすぎず、今面白いものを探したい人に向いています。

本屋B&B|文章を読むZINEやリトルプレスを探したい

本屋B&B

下北沢・BONUS TRACKにある本屋B&Bは、新刊を中心に扱う独立系書店です。

公式サイトでは、一般流通している書籍だけでなく、ZINEやリトルプレスなど出版社を通さない直取引の商品も積極的に扱っていると説明しています。

専門店ではなく幅広いジャンルの本を一冊ずつ選書しているため、文芸、エッセイ、日記、社会、カルチャーなど「読む」要素の強い自主制作本を探したい人との相性がいいでしょう。

本屋B&B

ZINEから商業出版へつながった作品に関連するイベントも開催されています。

2026年には、文学フリマから販売が始まったZINE『良い子でいたら幸せになれるんじゃなかったのかよ』の商業出版を記念したイベントも行われました。

項目内容
エリア世田谷区・代田
住所東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F
特徴文芸、エッセイ、ZINE、リトルプレス

営業時間はイベントなどによって変わるため、訪問日の営業情報を公式サイトで確認するのが安全です。所在地は公式案内で確認できます。

写真やイラストだけでなく、誰かの文章をじっくり読みたいZINE好きにおすすめです。

百年|古本・アートブック・ZINEを横断して探す

吉祥寺の百年は、古本を中心に扱いながら、新刊、ZINE、リトルプレスも販売する書店です。

公式サイトでは、アートブック、デザイン書、絵本、思想、国内外文学など幅広いジャンルとあわせて、ZINE・リトルプレスを扱っていることを明記しています。

新しいZINEだけがまとまった専門店とは違い、

  • 古いデザイン書を見る
  • 作品集を見る
  • 自主制作ZINEを見つける

といったジャンルをまたぐ本探しができます。

古本と自主出版物は、一見すると違うようで相性のいい組み合わせです。

すでに評価が定まったデザインや写真の本と、今まさに誰かが少部数で作っている冊子を同じ棚の中で見ると、本の作り方や見せ方を比較できます。

項目内容
エリア吉祥寺
住所東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2-10 村田ビル2F
特徴古本、アート、デザイン、文学、ZINE、リトルプレス

ZINEだけを見るのではなく、一日かけて本を掘りたい日に向いています。

BOOKSHOP TRAVELLER|全国の小さな本屋とZINEが集まる

祖師ヶ谷大蔵にあるBOOKSHOP TRAVELLERは、「本屋のアンテナショップ+新刊書店」を掲げる書店です。

全国の独立書店だけでなく、無店舗の本屋、作家、ZINE・リトルプレスの作者、出版社などが店内に棚を持つ仕組みを採用しています。

いわゆるシェア型書店に近い形式で、棚ごとに選ぶ人が違うため、店全体を一人の店主が選書した書店とは雰囲気が異なります。

棚から棚へ移動するたびにテーマが変わるので、「自分では検索しなかった本」に出会いやすいことが魅力です。

店内ではZINEを作るための「ジンラボ」も運営されており、簡単なZINEの印刷・制作ができる環境も用意されています。

項目内容
エリア世田谷区・祖師谷
住所東京都世田谷区祖師谷1-9-14
営業日月・木〜日
営業時間12:00〜19:00
定休日火・水
特徴シェア型書店、ZINE、リトルプレス、独立出版

営業情報は公式サイト掲載内容です。

「写真ZINEが欲しい」「旅行ZINEが欲しい」とジャンルを決めて探すというより、何が置かれているかわからない棚を覗く楽しさがあります。

ZINE専門店と一般の本屋、どちらへ行けばいい?

初めてZINEを探す場合は、目的から店を選ぶと回りやすくなります。

探したいものおすすめ
とにかく多くのZINEMOUNT ZINE
アジアのZINEplatform3
クィア・ジェンダー・フェミニズムplatform3
サブカル・漫画・個人出版タコシェ
アート・デザインUtrecht
写真ZINEflotsam books
イラスト・デザインと一緒に探す青山ブックセンター
カルチャー全般SPBS
エッセイ・文章系本屋B&B
古本と一緒に探す百年
何が出てくるかわからない棚を楽しむBOOKSHOP TRAVELLER

最初の一軒として選びやすいのはMOUNT ZINEです。

ZINE専門なので、作品のテーマ、サイズ、紙、綴じ方、印刷方法まで含めて「ZINEってこんなに自由なのか」が一度に見えます。

そこから写真が好きならflotsam books、アートならUtrecht、読み物なら本屋B&Bというように広げていくと、自分が好きなZINEの方向も見えてきます。

ZINEはオンラインだけでなく店頭で見ると面白い

ZINEはオンラインショップでも購入できます。

それでも、店頭で探す意味は残っています。

ZINEには、正方形、小さな文庫サイズ、大判、蛇腹、手製本、特殊紙を使ったものなど、一般的な本以上に形が自由な作品があります。

オンラインの商品画像だけでは、紙の厚さや手触り、印刷の色、開いたときのサイズ感まではわかりません

また、タイトルだけなら検索しなかった本でも、棚に並んでいると手に取ってしまうことがあります。

ZINEを買う楽しさの半分くらいは、欲しい本を探すことではなく、知らなかった本に出会うことなのかもしれません。

東京には専門店から一般書店まで、そうした偶然を作ってくれる店が残っています。

ZINEイベントの開催日とあわせて、普段からZINEを見られる書店も巡ってみると、イベントとはまた違った一冊に出会えます。

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