印刷通販のグラフィックは2026年10月21日、印刷加工および表面加工オプションの価格改定を発表しました。
箔押しや角丸などの加工は10月26日から、PP貼りやUVニスなどの表面加工は11月2日から値上げされます。
対象には同人誌の装丁やポストカード、パッケージ制作などで利用される加工も含まれており、今後の印刷費用に影響する可能性があります。
10月26日から箔押し・折り加工などが値上げ
10月26日(月)の注文分から、印刷物の形状や装飾に関わる加工オプションの料金が改定されます。
対象となるのは、下記のオプションです。
- 折り加工
- スジ入れ
- 孔開け
- 角丸
- ミシン入れ
- ジャンプミシン入れ
- トムソン
- トムソンの型保管料金
- 箔押し
- 浮出し
孔開けについては、冊子印刷への孔開け料金も対象となります。
箔押しは金属箔などを熱と圧力で紙に転写する加工で、書籍の表紙や高級感のあるカード、パッケージなどに利用されています。
浮出しは紙の一部を盛り上げて立体感を与える加工です。


また、トムソンは専用の抜き型を使って紙を指定の形状に切り抜く加工で、変形カードやパッケージなどの制作に用いられます。

今回は加工料金だけでなく、型の保管料金も改定対象に含まれています。
11月2日からPP貼り・UVニスなども値上げ
11月2日(月)には、印刷物の表面を保護したり、質感を変えたりする表面加工オプションの料金が改定されます。
対象は下記の内容です。
- 片面・両面PP貼り
- 片面・両面UVニス
- パウチ加工
- 高級PET
- OPニス
- 抗菌OPニス
- LCコート
PP貼りは、印刷物の表面にポリプロピレン製のフィルムを貼り付ける加工です。印刷面の保護や光沢・マットなどの質感を与える目的で使われ、同人誌や書籍の表紙でもおなじみの加工です。
UVニスは紫外線によって硬化するニスを使用した表面加工で、印刷物の保護や光沢表現などに用いられます。
今回の価格改定は、装丁やパッケージの仕上がりにこだわるクリエイターにとっても無関係ではありません。
具体的な値上げ幅は公表されている?
10月21日付の公式告知では、対象となる加工オプションと改定日が案内されていますが、旧価格と新価格を比較できる料金表や、一律の値上げ率は掲載されていません。
そのため、どの加工が何円値上げされるのか、注文金額がどの程度変わるのかは、今回の発表だけでは判断できません。
グラフィックでは、印刷商品やサイズ、部数、納期、加工内容などによって注文金額が異なります。価格改定後に制作を予定している場合は、注文する商品の料金を改めて確認する必要があります。
同人誌やグッズの制作費にも影響
今回の価格改定で特に気になるのは、箔押しやPP貼りといった装丁向けの加工が含まれていることです。
例えば、箔押しを使った同人誌の表紙や、PP加工を施したカード類などを制作する場合、改定後の料金によっては予算の見直しが必要になるかもしれません。
また、折り加工や角丸、トムソンなども対象となるため、冊子だけでなく、ショップカードや変形グッズ、パッケージなど幅広い印刷物に関係します。
今回の発表は価格改定日までの期間が短く、10月26日からの変更については発表からわずか5日後に適用されます。
現在制作を進めている印刷物がある場合は、予定している加工が対象に含まれていないか確認しておきたいところです。なお、改定日前に注文する場合でも、注文条件や入稿スケジュールを含め、適用される料金は公式サイトで確認してください。
関連リンク
グラフィック公式|商品・サービスに関するニュース(10月21日付の価格改定告知2件)
グラフィック公式|印刷加工・表面加工オプション一覧