pixivFANBOXを始めるときに迷いやすいのが、支援プランの金額です。
100円なら入りやすそうですが、支援額は小さくなります。
1,000円や2,000円にすると収益は増えますが、「この金額なら豪華な特典を用意しないといけないのでは」と不安になるかもしれません。
FANBOXでは月額100円〜10,000円の範囲で複数の支援プランを作成できます。
FANBOX公式では、1支援あたりの平均金額は約500円としており、価格に迷った場合はまず500円プランから始めることを勧めています。
最初から複雑なプランを作る必要はありません。
まず500円を中心に、「もっと支援したい人向け」の上位プランを必要に応じて追加する形が運用しやすいでしょう。
FANBOXのプランは100円〜10,000円で設定できる
pixivFANBOXでは、月額100円から10,000円までの範囲で複数の支援プランを作成できます。
たとえば、
- 500円
- 1,000円
- 2,000円
の3プランを用意することもできます。
支援者は同じクリエイターの複数プランへ同時加入するのではなく、いずれか1つのプランを選びます。
高額プランへ加入すると、そのプラン以下の金額に設定されている支援者限定投稿も閲覧できます。
つまり、
- 500円:制作日記
- 1,000円:制作日記+限定作品
- 2,000円:制作日記+限定作品+追加特典
のように、上位プランへ内容を積み重ねる設計ができます。
迷ったらまず500円プランから始める
価格を決められない場合は、500円を基準にすると考えやすくなります。
FANBOX公式によると、FANBOX全体で1人のクリエイターが1人の支援者から受け取る1支援あたりの平均金額は約500円です。
公式でも「迷ったらまず500円プラン」という考え方が案内されています。
500円なら、
- 制作途中のラフ
- 制作日記
- SNSへ投稿した作品の高画質版
- 未公開の差分
- 日常の日記
- 制作についての裏話
など、普段の活動から作れる内容を特典にしやすい価格帯です。
FANBOXのためだけに新しい作品を大量制作する必要もありません。
最初から3プラン作る必要はない
FANBOX公式では、多くの支援を集めているクリエイターには3個以上のプランを設置している傾向がある一方、プラン数が多すぎると違いを作りにくく、支援する側を迷わせる可能性もあると説明しています。
そのため、最初は1プランでも十分で、慣れてから3個程度へ増やす方法が推奨されています。
たとえば最初は、500円プランだけで始めます。
更新に慣れてきてから、500円、1,000円、2,000円…と増やしても問題ありません。
FANBOXを始める前にすべて完成させようとすると、プラン設計だけで疲れてしまいます。
イラストレーターなら500円・1000円・2000円が公式例
FANBOX公式がイラストレーター向けに紹介しているプラン構成は、500円/1,000円/2,000円 です。
たとえば次のように分けられます。
| プラン | 内容の例 |
|---|---|
| 500円 | 制作日誌・ラフ・制作過程 |
| 1,000円 | FANBOX限定作品・差分・追加コンテンツ |
| 2,000円 | より強く支援したい人向け |
特に参考になるのが、最高額の2,000円プランです。
FANBOX公式では、2,000円プランを「もっと応援したい人向け」として、内容は1,000円プランとほぼ同じにする方法も紹介しています。
「料金が2倍だから特典も2倍にしなければならない」と考える必要はありません。
高額プラン=豪華な特典、ではない
FANBOXのプラン価格を考えるときに、特に覚えておきたい考え方です。
たとえば、
- 500円 → ラフ公開
- 1,000円 → ラフ+限定イラスト
- 2,000円 → ラフ+限定イラスト+毎月描き下ろし+PSD+壁紙+リクエスト受付
のように、料金が上がるほど特典を積み上げると、かなり大変になります。
支援者が増えるほど作業量まで増えてしまう特典なら、本来の創作時間を削ることにもなります。
FANBOX公式も、特典準備によって普段の創作時間が大きく削られないよう、負担が小さく継続しやすいプラン設計を推奨しています。
「もっと応援したい人向け」プランを作ってもいい
FANBOXでは、高額プランへ必ず追加特典を付けなければならないわけではありません。
たとえば、
- 500円 → 限定投稿をすべて閲覧可能
- 1,000円 → 内容は500円と同じ。もっと応援したい方向け
という構成もできます。
FANBOX公式も、追加特典を設けない「募金箱」のような上位プランを認めています。
大切なのは、プラン説明で支援者へ何を提供するのかを分かるようにしておくことです。
「特典内容は500円プランと同じです。より強く活動を応援したい方向けです」と書いてあれば、支援者側も理解したうえで選べます。
漫画なら500円・1000円・1500円が公式例
漫画家向けにFANBOX公式が紹介している構成は、500円/1,000円/1,500円 です。
漫画の場合は、
- ネーム
- 制作途中
- 制作日誌
- SNS公開前の先行公開
などを500円プランへ設定しやすい特徴があります。
特に連載形式の漫画なら、「続きが少し早く読める」という分かりやすい特典を作れます。
一方、1,000円以上のプランへ毎月新しい描き下ろしを大量に追加すると、肝心の本編制作が遅れる可能性があります。
そのため公式でも、高額プランは追加特典を増やしすぎず、「もっと支援したい人向け」にする考え方が紹介されています。
VTuber・配信者なら1000円以上も候補
VTuber・配信活動者について、FANBOX公式が紹介しているプラン例は、1,000円/2,000円/10,000円です。
イラストレーターや漫画家より高めになっています。
特典例としては、
- 配信の裏話
- 日記
- 写真
- 限定音声
- 動画の先行公開
- ボツ動画
- サムネイル素材
- 限定配信
などがあります。
高額プランでは通話やテキストチャットなどの特典が設定されているケースもあります。
ただし公式では、高額プランでも追加特典を設けないケースがあることも紹介されています。
「10,000円なら10,000円分のサービスを提供しなければならない」という設計ではありません。
小説・エッセイなら500円・1000円・1500円
小説家・エッセイスト向けの公式例は、500円/1,000円/1,500円です。
文章系クリエイターの場合、
- 制作日記
- 先行公開
- 未公開文章
- 短編
- エッセイ
- 執筆についての裏話
など、普段の文章そのものをFANBOXコンテンツへ転用しやすい特徴があります。
特に日記やエッセイなら、後からまとめて作品化することもできます。
音楽・ゲーム制作なら500円・1000円・2000円
ミュージシャン向け、ゲーム制作・プログラミング向けについては、どちらも公式例が500円/1,000円/2,000円です。
音楽なら、
500円:制作日記・デモ・ボツ曲
1,000円以上:完成楽曲の先行公開など
ゲーム制作なら、
500円:開発日記
1,000円以上:ベータ版・限定機能など
といった使い分けが紹介されています。
ジャンルによって適した特典は違いますが、500円を入口にする考え方は共通しています。
ジャンル別の公式プラン例まとめ
FANBOX公式が紹介しているプラン例をまとめると次のとおりです。
| ジャンル | プラン例 |
|---|---|
| イラスト | 500円/1,000円/2,000円 |
| 漫画 | 500円/1,000円/1,500円 |
| VTuber 配信 | 1,000円/2,000円/10,000円 |
| 音楽 | 500円/1,000円/2,000円 |
| 小説 エッセイ | 500円/1,000円/1,500円 |
| ゲーム プログラミング | 500円/1,000円/2,000円 |
これは「この価格にしなければならない」というルールではありません。
あくまでFANBOX公式がジャンルごとの特徴を踏まえて紹介している一例です。
すでに固定ファンが多い人と、これからFANBOXを始める人でも適した価格は変わります。
特典は「毎月新しく作るもの」ばかりにしない
FANBOX運営で負担になりやすいのが、FANBOX用コンテンツを別に作ることです。
たとえば毎月、
- 限定イラスト1枚
- 壁紙3種類
- PSDファイル
- リクエストイラスト
- 限定ボイス
を作るとします。
支援者が増えて収益が伸びても、そのぶん毎月の制作義務も残ります。
本来制作したかった作品に時間を使えなくなる可能性があります。
そこで、普段の制作活動から自然に生まれるものを特典にします。
たとえば、
- ラフ
- ボツ案
- 制作途中
- メイキング
- 完成作品の高解像度版
- 制作時に考えたこと
- 日記
- 今後の予定
などです。
「FANBOXのために何かを作る」のではなく、普段の創作活動をFANBOXでも見せるという設計のほうが続けやすくなります。
「毎週1回更新」のような約束は慎重に
プラン説明を書くときにも注意があります。
FANBOX公式は、
「必ず週1回イラストを投稿します」
「毎月○本公開します」
など、具体的な更新頻度や投稿数を約束する表現について慎重に設定するよう案内しています。
最初は毎週更新できても、仕事が忙しくなったり、制作に時間がかかったりすることがあります。
そこで、「制作状況に合わせて随時更新します」など、実際の活動に合わせられる説明にする方法があります。
もちろん、明確な更新頻度を約束して運営できるなら問題ありません。
重要なのは、長期間守れる約束なのかを考えてから書くことです。
プランごとの差を無理に作らなくてもいい
3つプランを作ると、
- 500円
- 1,000円
- 2,000円
それぞれにまったく違う特典を作らなければならないと思うかもしれません。
実際には、
500円
制作日記・ラフ・限定投稿
1,000円
500円の内容+限定差分
2,000円
内容は1,000円と同じ。より強く支援したい方向け
くらいでも成立します。
上位になるほど大量の特典を積むより、「追加支援」という役割のプランを作ったほうが運用しやすい場合があります。
100円プランは作ったほうがいい?
FANBOXでは100円から設定できるため、「とにかく入りやすくするなら100円がいいのでは」と考えるかもしれません。
ただ、公式が価格に迷った人へ案内している基準は500円です。
100円プランが悪いわけではありません。
たとえば、「気軽に支援する入口だけ用意したい」という明確な目的があるなら選択肢になります。
一方、限定投稿まで100円でほぼすべて公開すると、あとから500円・1,000円プランとの差を作りにくくなる可能性があります。
迷っているだけなら、まず500円から考えるほうが設計しやすいでしょう。
支援者が増えてからプランを増やしても遅くない
FANBOX開始時に、「500円・1,000円・3,000円・5,000円・10,000円の5プランを作ろう」と頑張る必要はありません。
まず500円で運営して、
- どんな投稿なら続けられるか
- 支援者が何を喜んでくれるか
- 更新にどのくらい時間がかかるか
を確認します。
慣れてきたところで上位プランを追加するほうが、実際の運営に合った設計ができます。
公式も、最初は500円から始め、慣れてから高額プランを追加する方法を案内しています。
一度作ったプランの変更は慎重に
「とりあえず作って、あとで全部値段を変えればいい」と考えるのはおすすめしません。
FANBOXでは既存プランを削除すると、そのプランを支援していたユーザーは支援停止状態になります。
新しいプランへ自動的に移動するわけではありません。
プラン構成を大きく変更する場合、公式では、
- 前月までに告知する
- 古いプランは月末までに削除する
- 新しいプランは月初に作る
といった進め方を案内しています。
支援者が増えてから大幅変更すると影響も大きくなるので、最初の段階である程度シンプルな設計にしておくと扱いやすいです。
FANBOXの手数料も考えて価格を決める
プラン価格が500円だからといって、500円がそのままクリエイターの手取りになるわけではありません。
FANBOXではサービス手数料が差し引かれます。
プラン価格を決めるときは、「月500円 × 支援者数」だけで売上を計算せず、手数料差引後の金額も確認しておきましょう。
支援者が増えたらDiscord特典も選択肢
支援者が増えてきたら、コンテンツをさらに大量に作る以外の特典も考えられます。
FANBOXでは条件を満たすとDiscordと連携し、支援プランごとにDiscordロールを付与できます。
たとえば、
- 500円 → FANBOX限定投稿
- 1,000円 → FANBOX限定投稿+Discord限定チャンネル
のような設計もできます。
ただし、管理する場所が増えるので、FANBOXを始めたばかりの段階から無理に導入する必要はありません。
FANBOXは「特典販売」だと思いすぎないほうが続きやすい
FANBOXを始めようとすると、
「500円ももらうなら何を返せばいい?」
「2,000円なら毎月描き下ろしが必要?」
と考えがちです。
でも、それを続けるとFANBOXがもう一つの仕事になってしまいます。
本来は創作活動を続けるために支援してもらうサービスなのに、支援者向け特典を作るために創作時間がなくなったら逆効果です。
特に上位プランは、「追加の特典を買う料金」ではなく「もっと活動を応援する金額」という位置づけでも成立します。
自分が半年、1年と続けられるかを基準に決めるほうが、結果的に支援者との関係も続きやすいと思います。
FANBOXのプラン価格に迷ったら500円から始めよう
pixivFANBOXでは100円〜10,000円までプランを作れますが、価格に迷っているなら500円から考えるのが分かりやすいです。
FANBOX公式でも、1支援あたりの平均金額が約500円であることから、最初のプランとして500円を勧めています。
まず確認したいポイントは次のとおりです。
- 最初は500円の1プランでも十分
- 慣れてきたら3プラン程度まで増やす
- 高額プランへ必ず豪華な特典を付ける必要はない
- 普段の制作から自然に出るものを投稿する
- 毎週○回など、守れない更新頻度を約束しない
- 本来の創作活動を圧迫しない設計にする
イラストレーターなら500円・1,000円・2,000円、漫画なら500円・1,000円・1,500円など、FANBOX公式が公開しているジャンル別の例も参考になります。
最初から完璧なプランを作るより、500円程度のシンプルなプランから始め、実際の更新ペースや支援者の反応を見ながら育てていくほうが運用しやすいでしょう。
出典:pixivFANBOXヘルプセンター「プランの金額に迷ったら」
