pixivFANBOXでは、支援者向け特典としてDiscordサーバーを連携できます。
連携すると、FANBOXの支援プランに応じてDiscordのロールを自動付与できます。
たとえば月額500円プランでは支援者限定のテキストチャンネル、月額1,000円プランでは追加で音声チャンネルにも参加できるようにする、といった使い分けができます。
FANBOX上だけでは作りにくかった、支援者同士が交流するコミュニティや、リアルタイムでやり取りできる場所を特典にしたいクリエイターには便利な機能です。
ただし、誰でもすぐ利用できるわけではありません。Discord連携を開始する時点で、FANBOXの支援者が10人以上いる必要があります。
pixivFANBOXのDiscord連携とは?
pixivFANBOXのDiscord連携は、自分のFANBOXとDiscordサーバーをつなぎ、支援者へ自動的にロールを付与する機能です。
通常、Discordで支援者限定サーバーを運営する場合は、
- 「この人は今も支援しているか」
- 「どのプランに入っているか」
- 「支援をやめた人から権限を外したか」
といった管理が必要になります。
FANBOXとDiscordを連携すると、支援プランに応じたロール管理を自動化できます。
支援者がFANBOXとDiscordを連携してサーバーへ参加すると、対象プランに設定されたロールが自動で付与されます。
Discord連携を利用できるのは支援者10人以上
クリエイター側でDiscord連携を開始するには、連携時点でFANBOXの支援者が10人以上必要です。
支援者が10人未満の状態では、新しくDiscord連携を始められません。
一度連携したあとに支援者が9人以下になった場合は、その時点で自動的に連携解除されるわけではありません。
ただし、一度Discord連携を解除したあとに再び連携する場合は、その時点で再度10人以上の支援者が必要です。
「10人を下回ったから即使えなくなる」という仕組みではないものの、連携を解除するときは現在の支援者数も確認しておいたほうがよいでしょう。
Discord連携でできること
FANBOXとDiscordを連携すると、プランごとに異なるロールを設定できます。
たとえば次のような使い方があります。
| FANBOXプラン | Discord特典の例 |
|---|---|
| 500円プラン | 支援者限定テキストチャンネル |
| 1,000円プラン | 限定チャンネル+制作途中の先行公開 |
| 3,000円プラン | 上記+限定ボイスチャット |
| 5,000円プラン | 上記+特別な交流チャンネル |
これはあくまで使い方の一例です。
Discordではロールごとに閲覧・投稿・音声チャンネル参加などの権限を設定できるため、FANBOXのプラン設計に合わせて特典を分けられます。
FANBOX上では「支援者限定の記事を読む」という形が中心ですが、Discordを組み合わせると、支援者とクリエイター、支援者同士で交流する場所まで作れます。
FANBOXとDiscordを連携する方法
クリエイター側の基本的な設定は次の流れです。
- Discordアカウントを用意する
- FANBOXと連携するDiscordサーバーを用意する
- FANBOXのクリエイター設定から「アプリケーション連携」を開く
- Discordとの連携を開始する
- FANBOX Botに必要な権限を与える
- Discordで支援者用ロールを作る
- FANBOXの各プランとロールを紐づける
すでにDiscordアカウントやサーバーを持っている場合は、新しく作り直す必要はありません。
既存のサーバーをFANBOXと連携することもできます。
Discordの認証では3つの権限を外さない
FANBOXとDiscordを連携するときは、Discord側でFANBOX Botの認証画面が表示されます。
このとき、
- ロールの管理
- メンバーをキック
- 招待を作成
の権限を含め、必要な項目をすべて有効にした状態で認証します。
FANBOX公式では、これらのチェックを一つでも外すと正常に利用できないと案内しています。
「メンバーをキック」という権限を見ると少し不安に感じるかもしれませんが、支援状態に応じてDiscordサーバーへの参加や権限を管理するために必要な設定として求められています。
支援者用のロールは新しく作る
Discordでは、FANBOXの各プランに紐づける専用ロールを作ります。
ここで重要なのが、すでに別の用途で使っている既存ロールをそのままFANBOXへ紐づけないことです。
FANBOX公式は、新しいロールを作成するよう案内しています。
既存ロールをFANBOXプランへ紐づけた場合、そのロールを持っている支援者以外のユーザーからロールが外れることがあります。
たとえば、
「常連」
「クリエイター仲間」
「モデレーター」
など、FANBOXとは関係なく使っているロールを流用するのは避けたほうがよいでしょう。
「FANBOX_500」
「FANBOX_1000」
など、FANBOX用と分かる専用ロールを作っておくと管理しやすくなります。
FANBOX Botは支援者用ロールより上に置く
Discordにはロールの優先順位があります。
FANBOX連携では、連携時にサーバーへ追加される「FANBOX Bot」のロールを、支援者へ付与するロールより上に配置する必要があります。
たとえば、
FANBOX Bot
FANBOX 3,000円プラン
FANBOX 1,000円プラン
FANBOX 500円プラン
という順番です。
Botより上に支援者用ロールを置いてしまうと、FANBOX Botがそのロールを正常に管理できない場合があります。
Discord連携を設定したのに支援者へロールが付かないときは、まずロールの並び順を確認するとよいでしょう。
FANBOXのプランとDiscordロールを紐づける
Discord側でロールを作成したら、FANBOXのプラン編集画面から紐づけます。
プラン編集ページで「プランにロールを紐づける」を選択し、対象となるDiscordロールを指定して保存します。
支援者側がFANBOXとDiscordの連携を完了してサーバーへ参加すると、その人が加入しているプランに応じたロールが自動付与されます。
つまりクリエイター側で、「○○さんが500円プランだから、このロールを付けよう」と一人ずつ確認する必要はありません。
支援者が増えてくるほど、この自動管理はかなり助かります。
支援をやめた人のロールはどうなる?
支援者がFANBOXの支援を停止しても、その瞬間にDiscordロールが外れるわけではありません。
FANBOXでは月単位で支援する仕組みのため、支援を停止した場合も当月中はDiscordロールが維持されます。
その後、翌月初めにロールが外れます。
「月末に支援を止めた人が、すぐDiscordから追い出される」という動きではありません。
その月に利用できる特典としてDiscordへのアクセス権も維持される、と考えると分かりやすいです。
Discord連携を解除すると自動管理も止まる
クリエイターはFANBOXのクリエイター設定にある「アプリケーション連携」からDiscord連携を解除できます。
ただし、連携を解除すると、
- 支援者へのロール自動付与
- 支援停止者からのロール自動削除
なども行われなくなります。
すでにDiscordサーバーを支援者特典として提供している状態で連携解除する場合は、その後のロール管理をどうするかも考えておく必要があります。
また、先ほど触れたように、連携解除後に再接続するときは支援者10人以上という利用条件を再度満たす必要があります。
他のBotが入っているDiscordサーバーでも使える
すでに別のBotを導入しているDiscordサーバーへFANBOX Botを追加すること自体はできます。
ただしFANBOX公式では、他社Botが参加しているサーバーでは設定が複雑になったり、予期しない動作が発生したりする場合があると案内しています。
他社Botとの併用によって、
- 支援情報が反映されない
- ロールが自動付与されない
などの問題が発生した場合、FANBOX側ではサポート対象外になることがあります。
Discordで多数のBotを使っている場合は、導入前に現在のロール構成やBot権限を確認しておいたほうがよいでしょう。
ロールが反映されないときに確認すること
FANBOX連携を済ませたのに支援者へロールが付かない場合は、次の3点を確認します。
- 各プラン用のロールを作成しているか
- FANBOX Botが支援者用ロールより上に配置されているか
- FANBOX Botの権限を変更・削除していないか
設定自体に問題がなくても、反映まで時間がかかる場合があります。
FANBOX公式では、サーバーの状況によって半日から1日程度かかるケースもあると案内しています。
設定直後に反映されない場合は、すぐに設定を何度も変更するより少し時間を置いて確認したほうがよさそうです。
Discord特典はプラン設計との相性がいい
FANBOXで複数の支援プランを作っていても、投稿内容だけでプラン差を作ろうとすると運用負担が大きくなります。
500円プラン用の記事を書いて、1,000円プラン用の記事を書いて、さらに上位プラン用の限定コンテンツも作るとなると、支援額が上がるほど制作物まで増えてしまいます。
Discordを組み合わせると、「追加コンテンツを毎月作る」以外の方法でもプラン特典を作れます。
たとえば上位プランだけ、
- 制作途中のラフを共有する
- 雑談チャンネルへ参加できる
- 月1回の作業通話へ参加できる
- 支援者から意見を募集する
といった設計もできます。
新しい作品を毎回用意する必要がないぶん、交流そのものに価値を感じてくれるファンがいるクリエイターとは特に相性がよさそうです。
支援者が増えてから使う機能としてちょうどいい
支援者10人以上という条件があるので、FANBOXを始めた初日から使う機能ではありません。
むしろ少人数のうちは、FANBOX上の投稿やコメントだけでも十分交流できます。
支援者が増えて、
「コメント欄だけでは交流しにくくなってきた」
「上位プランにもう少し違う特典を付けたい」
となった段階でDiscordを追加するほうが、運営もしやすいと思います。
Discordサーバーを作ると管理する場所が一つ増えるので、使える機能だからといって無理に導入する必要はありません。
ファン同士の交流やリアルタイムのコミュニケーションまで含めてコミュニティを作りたいなら、選択肢に入れるくらいがちょうどよさそうです。
FANBOXでコミュニティを作りたいなら使える選択肢
pixivFANBOXのDiscord連携を使うと、支援プランに応じたDiscordロールを自動で管理できます。
ポイントをまとめると、
- 連携開始時に支援者10人以上が必要
- プランごとにDiscordロールを設定できる
- 支援者がサーバーへ参加するとロールが自動付与される
- 上位プランだけ特定チャンネルを開放することもできる
- 支援停止後は翌月初めにロールが外れる
- FANBOX Botを支援者用ロールより上に配置する必要がある
- 既存ロールではなくFANBOX専用ロールを作ったほうが安全
FANBOXを単なる限定投稿の場所ではなく、ファンコミュニティとして育てたい場合には使いやすい機能です。
支援者が10人を超えていて、プランごとの特典を増やしたいと考えているなら、Discord連携を検討してみてもよいでしょう。
出典:pixivFANBOXヘルプセンター「Discord連携について」「Discord連携を始める(クリエイター向け)」「Discordのロールが反映されません」「Discord連携を解除したい」
https://fanbox.pixiv.help/hc/ja/articles/47896033959193-Discord%E9%80%A3%E6%90%BA%E3%82%92%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%82%8B-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC%E5%90%91%E3%81%91