BOOTHの商品タグに、初めて明確な設定上限が設けられます。
BOOTHは2026年9月7日、1商品に設定できるタグ数を現在の「無制限」から「最大100個」へ変更すると発表しました。
変更は10月7日以降に行われ、これから登録する商品だけでなく、すでに公開されている商品も対象です。
普段から数個〜数十個程度しかタグを設定していないショップであれば、大きな対応は必要ありません。
一方、100個を超えるタグを設定している商品には注意が必要です。
10月7日以降、商品ページに表示され、検索対象として扱われるタグは100個までに制限されます。
しかも、どの100個を残すかをショップオーナー側で指定することはできません。
残したいタグがある場合は、10月6日までに自分で100個以下へ整理する必要があります。
BOOTHの商品タグは「無制限」から「最大100個」へ
変更内容はシンプルです。
| 項目 | 変更前 | 2026年10月7日以降 |
|---|---|---|
| 1商品に設定できるタグ | 無制限 | 最大100個 |
| 新規商品の登録 | 制限なし | 100個まで |
| 既存商品の編集 | 制限なし | 100個まで |
| 公開済み商品 | 制限なし | 100個までが表示・検索対象 |
- 新しい制限は、10月7日以降の商品作成・編集画面にも適用されます。
- 100個を超えるタグを新たに設定することはできなくなります。
すでに100個を超えている商品も対象
今回の変更で特に確認したいのが、既存商品です。
BOOTHではこれまで商品タグ数に上限がなかったため、ジャンル名、キャラクター名、用途、作品名、関連キーワードなどを多数登録している商品もあります。
10月7日の変更時点で100個を超えるタグが設定されている場合、商品そのものが非公開になるわけではありません。
ただし、商品ページで表示されるタグと、検索対象として扱われるタグが100個までに制限されます。
そして重要なのが、残る100個をショップオーナーが選択できないことです。
商品にとって重要なタグを確実に残したい場合は、自分で整理しておいた方が安全です。
対応期限は10月6日
BOOTHは、100個を超えるタグを設定しているショップオーナーにメールで連絡するとしています。
対象商品を持っている場合、残したいタグを選んで2026年10月6日までに100個以下へ減らす必要があります
対応の流れはシンプルです。
- 100個を超えるタグが設定された商品がないか確認する
- 商品との関連性が低いタグから削除する
- 作品名、ジャンル名、商品種別など重要度の高いタグを残す
- 10月6日までに100個以下へ調整する
100個という上限自体は余裕があります。
多くの商品で「タグ枠が足りなくなる」という変更ではなく、極端に多数のタグを設定している商品の整理を促す意味合いが強そうです。
なぜタグ数に上限を設けるのか
BOOTHは変更理由について、検索精度と利便性の改善を挙げています。
これまで商品タグは無制限だったため、極端に多くのタグを設定した商品が存在し、検索結果の精度やタグを利用したおすすめ機能の品質へ影響するケースが確認されていたと説明しています。
BOOTHの商品タグは、単に商品ページへキーワードを表示するだけの仕組みではありません。検索にも使われますし、BOOTH内のおすすめ機能にも関係しています。
過去にはタグの完全一致検索も導入され、2026年4月には商品編集時の「おすすめタグ」に、ショップが最近使ったタグを候補として表示する機能も追加されました。
BOOTH内の商品発見において、タグは今でも重要な情報のひとつです。
タグを大量に入れれば有利、とは限らなくなる
今回の発表で特に興味深いのは、BOOTH側が「極端に多くのタグ」が検索やおすすめ機能の品質へ影響していたと明言した点です。
検索流入を増やしたくて、関連しそうな言葉を片っ端からタグへ登録したくなる気持ちはわかります。
ただ、少なくともBOOTHが目指している検索環境では、「タグが多ければ多いほど有利」という設計ではなさそうです。
むしろ、商品と関係の深いタグをきちんと選ぶ方向へ寄っています
BOOTHは今回の発表でも、商品と関係のないタグについては、設定数が100個以下であっても利用規約に基づいて対応するとしています。
100個までなら何でも入れていい、という意味ではありません。
BOOTHは検索機能を継続的に改修している
今回のタグ制限だけを見ると、小規模な仕様変更にも見えます。
ただ、ここ最近のBOOTHを見ると、商品を「探す」機能には継続的に手が入っています。
2026年5月には、複数のキーワードのいずれかを含む商品を探せるOR検索を追加しました。
7月には、特定ショップの商品を検索結果やおすすめ欄から非表示にできる「ショップ非表示機能」も導入しています。商品ページ下部のタグ別おすすめ商品なども非表示対象です。
さらにライブラリにも検索・絞り込み機能が追加され、商品名だけでなくショップ名、クリエイター名、タグなどから購入済み商品を探せるようになりました。
タグ上限の導入も、こうした検索・発見機能の整理の延長として見るとわかりやすいでしょう。
100個以下の商品は急いでタグを減らす必要なし
今回の変更を見て、タグ数が多い商品をすべて10個や20個程度まで減らす必要がある、と考える必要はありません。
BOOTH自身も、商品の性質によって多くのタグを設定したいケースがあることを認識しており、100個という上限はそうした利用を妨げない水準として決めたと説明しています。
たとえば3Dモデルや素材集のように、
- 対応ソフト
- 用途
- ファイル形式
- ジャンル
- モチーフ
など複数の軸から探される商品では、タグが多くなることもあります。
問題になるのは単純なタグ数より、商品との関連性です
何を残すか迷ったら「その言葉で探す人」を考える
100個を超えていて整理が必要な場合、単純に古いタグから消すより、「その言葉で検索した人が、この商品を見つけてうれしいか」で考えると判断しやすくなります。
オリジナルの同人誌なら
- 作品タイトル
- ジャンル
- 漫画・小説などの商品種別
- 判型や仕様
- テーマ
3D衣装なら
- 対応アバター
- 衣装ジャンル
- 対応環境
デザイン素材なら
- 素材の種類
- 用途
- 対応ソフト
- ファイル形式
- テイスト
商品との結びつきが強いタグから残していく方が自然です。
反対に、「検索数が多そうだから」という理由だけで付けた関連性の薄いキーワードは、今回を機に整理してよさそうです。
同人作家・素材販売者は一度だけ確認を
BOOTHで普通に同人誌やグッズを販売していて、タグを数個しか設定していないなら、今回の変更を気にしすぎる必要はありません。
影響が大きいのは、検索露出を狙って大量のタグを入れている商品です。
該当する商品にはBOOTHからメールが届く予定ですが、長く運営しているショップなら、自分でも一度確認しておくと安心です。
10月7日以降に100個を超えたまま残った場合、「自分が残したかったタグが検索対象になっているか」を指定できません。
タグを減らすことそのものより、残す100個を自分で決められるうちに整理しておくことが今回のポイントです。
BOOTHが検索やおすすめ機能を継続して改修していることを考えると、今後の商品登録でも「とにかく多く入れる」より、「その商品を探している人が使いそうなタグを選ぶ」方が扱いやすくなりそうです。
関連リンク
- BOOTH|商品タグの設定上限を100個に変更するお知らせ
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