FireAlpacaのロゴ

制作ツール

FireAlpaca 2.16.1/2.16.2公開|複数資料・ブラシ検索・テキストスタイルコピーに対応

無料ペイントソフト「FireAlpaca」が2026年9月1日にバージョン2.16.1、9月3日に2.16.2を公開しました。

今回の2.16.1では、資料ウィンドウで複数画像を管理できる機能、ブラシストアの検索、テキストスタイルのコピーなど、イラストや漫画を制作するときの細かな操作を改善する機能がまとまって追加されています。2.16.2はレイヤーリスト表示の不具合を修正するメンテナンスアップデートです。

さらに9月4日には、漫画の斜線表現に使える新しいブラシ3種類も無料追加されています。

FireAlpaca 2.16.1の主な変更

更新内容は次の通りです。

機能変更内容
資料ウィンドウ複数の資料を読み込み、切り替え可能に
ブラシストアブラシ検索に対応
テキストレイヤー間でテキストスタイルをコピー可能に
図形ブラシ閉じた曲線を追加
曲線スナップ最初の点をクリックして閉じた曲線にできる
レイヤー/ブラシリストSpace+ドラッグでスクロール可能に
2.16.2レイヤーリストの歯車アイコン位置を修正

大きな新機能ではありませんが、日常的にFireAlpacaを使う人ほど恩恵を受けやすい内容です。

資料ウィンドウで複数画像を切り替え可能に

イラスト制作で使いやすそうなのが、資料ウィンドウの変更です。

これまでは資料を表示する機能があっても、多数の参考画像を扱う用途には向いていませんでした。2.16.1では複数の資料を読み込み、その中から表示する画像を切り替えられるようになっています。

キャラクターデザインなら、正面設定、横顔、衣装、小物、配色などを同じ資料ウィンドウへまとめられます。

背景を描く場合も、建物、植物、家具、光の参考などを切り替えながら作業できます。

別の画像ビューアやフォルダを行き来する回数を減らせるため、資料を見ながら描くことが多い人には便利な変更です

読み込んだ資料はFireAlpacaの「ref」フォルダへ複製されます。元ファイルを直接参照し続ける仕組みではない点は覚えておいた方がいいでしょう。

ブラシストアに検索機能

FireAlpacaでは公式ブラシが継続的に追加されており、現在は600種類以上のオリジナルブラシが配布されています。

数が増えるほど困るのが、欲しいブラシを探す作業です。

2.16.1ではブラシストアに検索機能が追加されました。

ブラシ名などから候補を絞り込めます

線画、アナログ風、水彩、エフェクト、植物、食べ物などカテゴリも幅広いため、ブラシ素材をよく追加するユーザーには地味ながら助かる変更です。

テキストのスタイルを別レイヤーへコピー

漫画制作や画像デザインで便利なのが、テキストスタイルのコピーです。

2.16.1ではテキストレイヤーのポップアップメニューから、選択中のテキストレイヤーが持つスタイルをコピーし、別のテキストレイヤーへ適用できるようになりました。複数レイヤーへの一括適用にも対応します。

同じフォント、サイズ、装飾を複数箇所へ設定するとき、毎回数値を入力する必要がありません。

漫画のセリフやキャプション、SNS用画像など、同じ文字設定を繰り返し使う制作で効いてきます。

閉じた曲線が作りやすくなった

図形ブラシには「閉じた曲線」が追加されました。

曲線スナップを使う場合も、最後に最初の点をクリックすると曲線を閉じられるようになっています。

輪郭線を作ったり、一定の形に沿ってブラシを描いたりする用途で使いやすくなります

手描きで始点と終点を合わせるより形を整えやすいため、装飾やパターン制作にも使えそうです。

9月4日には「斜線塗りつぶしペン」3種類を追加

ソフト本体のアップデートとは別に、FireAlpacaは9月4日、「斜線塗りつぶしペン」を3種類追加しました。

線を一本ずつ引かなくても、斜線で領域を埋められるパターンブラシです。

漫画のカケアミや陰影、背景、モノクロイラストのテクスチャなどに使えます

FireAlpacaでは8月にもランダム方向のカケアミブラシなどを追加しており、漫画向けの補助ブラシが増えています。

公式素材は個人・商用を問わず利用可能で、ブラシそのものの再配布や販売は禁止されています。

無料版でも新機能は追加されている

FireAlpacaには有料版の「FireAlpaca SE」もありますが、今回の2.16.1/2.16.2は通常の無料版にも提供されています。

9月4日の斜線塗りつぶしペンも無料配布です

FireAlpaca公式サイトでは、配布している公式ブラシについて生成AIを使用していないことも明記しています。

イラスト・漫画制作ツールでも生成AI機能の追加が増えている中、FireAlpacaは現在もペイント操作やブラシ、資料管理などの制作機能を中心に更新しています。

最新版は2.16.2

9月5日時点の最新版は2.16.2です。

Windows版はWindows 10以降、Mac版はmacOS 12以降に対応しています。Linux版は2.16.0が最新版となっています。

2.16.2で追加された新機能はなく、2.16.1で発生していたレイヤーリスト内の歯車アイコン表示位置を修正したものです。

そのため今回の更新を見る場合は、「2.16.2の新機能」ではなく、2.16.1で追加された制作機能+2.16.2の修正として考えるのが分かりやすいでしょう。

  • 資料画像を複数開く
  • 増えたブラシから目的のものを探す
  • 文字設定を複数レイヤーへ反映する

どれも一回の操作で劇的に制作時間が変わる機能ではありませんが、何度も繰り返す操作を減らしてくれます。

イラストや漫画を日常的に描くソフトでは、こうした更新の方が長く使ったときに効いてきます。

  • この記事を書いた人
笑顔のアイコン

デスクの人

デザイン制作とWeb運営に携わりながら、クリエイター向けサービスや制作ツールの情報を追っています。

-制作ツール
-, ,