ZINEは、テーマを決め、ページを作り、印刷して綴じれば一冊になります。専門的な出版経験は必要なく、コピー用紙1枚からでも始められます。
ただ、印刷会社へ依頼する段階になると「サイズは?」「何ページ必要?」「中綴じと無線綴じは?」「RGBのままでいい?」と判断することが一気に増えます。
初めて作るなら、迷ったときの基準はA5・16〜24ページ前後・中綴じ・少部数。まず一冊完成させ、そのあと紙や加工へこだわっていく方法がおすすめです。
最初に決めるのは「何を作りたいか」

ZINE作りで最初にソフトを開く必要はありません。
先に、
- 何について作るか
- 誰に読んでほしいか
- 写真・文章・イラストのどれを中心にするか
- 読み終わったとき、どんな印象を残したいか
を決めます。
テーマは広くしすぎない方が一冊にまとめやすくなります
たとえば「旅行」より「冬に歩いた金沢」、「カフェ」より「一人で入りやすかった喫茶店10軒」、「写真」より「通勤中に毎朝撮った写真」の方が、そのZINEだけの個性が出ます。
商業出版なら読者層の大きさも重要ですが、ZINEではテーマが狭いこと自体が魅力になります。
「こんなテーマで一冊になるのか」と思うくらいから始めても問題ありません。
ZINEの作り方は大きく8ステップ
大まかな制作順は次の通りです。
- テーマを決める
- 掲載する写真・文章・イラストを集める
- サイズ・ページ数・綴じ方を決める
- ページ構成を作る
- レイアウト・デザインする
- 試し刷りして確認する
- 印刷・製本する
- 必要なら販売・配布する
初めて作る場合、いちばん避けたいのは「デザインを作り始めてから仕様を考える」ことです。
後からサイズやページ数を変えると、写真や文章のレイアウトを大量に直すことになります
デザインへ入る前に、完成した本のサイズ・ページ数・綴じ方まで決めておくと進めやすくなります。
ZINEのサイズを決める
本の完成サイズは「版型(はんけい)」とも呼ばれます。
版型とは、本や冊子を仕上げたときの縦横サイズのことです。A5、B6、A6などが代表的です。
ZINEで使いやすいサイズを比べると以下のようになります。
| サイズ | 寸法 | 向いているZINE | 印象 |
|---|---|---|---|
| B5 | 182×257mm | イラスト、写真、漫画 | 大きく見せやすい |
| A5 | 148×210mm | 写真、文章、イラスト、旅行記 | バランスが良い |
| B6 | 128×182mm | エッセイ、日記、小説 | 本らしいサイズ感 |
| A6 | 105×148mm | 短文、日記、ミニ写真集 | 小さく持ち歩きやすい |
| 正方形・変形 | 自由 | 写真、作品集、実験的なZINE | 個性を出しやすい |
A5はA4用紙を半分にしたサイズです。
家庭用プリンターやコンビニで作る場合も扱いやすく、ネット印刷でもほとんどの会社が対応しています。
初めてならA5から考えると失敗しにくいでしょう
A5は148×210mm、B6は128×182mm、A6は105×148mmです。
写真やイラストを大きく見せるならA5〜B5
作品を見せることが中心なら、ある程度ページ面積がある方が余白も取りやすくなります。
特に写真ZINEでは、
- 1ページに写真1枚
- 見開きいっぱいに写真
- 写真の周囲へ大きく余白を取る
といったレイアウトを作りやすくなります。
エッセイや日記ならB6・A6も相性がいい
文章中心なら、本に近い小さめのサイズも候補です。
手に持ったときの距離が近くなるため、個人的な日記やエッセイとも相性があります。
「小さいから安い」とは限りません。印刷会社によって対応サイズや料金が違うので、変形サイズまで含めて価格を確認してから決めるのが安全です。
ZINEは何ページくらいにすればいい?
ZINEに決められたページ数はありません。
8ページでも100ページでも、作り手がZINEとして制作すればZINEです。
ただし、製本方法によって作れるページ数には条件があります。
特に中綴じは4ページ単位になる点を覚えておきましょう。
ラクスルやグラフィックも、中綴じ冊子は4の倍数ページで注文する仕様としています
初めてなら16〜24ページ前後がおすすめ
最初から60ページ、80ページを目指すと、文章や写真を揃えるだけでも負担が大きくなります。
初めてなら、
| 総ページ数 | 向いている内容 |
|---|---|
| 8ページ | ミニZINE、短い漫画、写真数点 |
| 12〜16ページ | イラスト集、短い写真ZINE |
| 20〜24ページ | 旅行、写真、エッセイ、作品集 |
| 28〜40ページ | 内容をしっかり見せるZINE |
| 40ページ以上 | 写真集、漫画、読み物中心 |
くらいを目安に考えると組み立てやすくなります。
ただし、これはおすすめの目安であって決まりではありません。
「16ページ」が本文16ページとは限らない
印刷会社の料金表を見るときは、ページの数え方にも注意します。
一般的な冊子印刷では、
- 表1:表紙
- 表2:表紙の裏
- 表3:裏表紙の裏
- 表4:裏表紙
の4ページもページ数へ含めて数えます。
たとえば「総20ページ」なら、表紙まわり4ページ+本文16ページという考え方になります。
印刷会社によって注文方法が違うため、見積もり時には「本文○ページ」なのか「表紙を含む総○ページ」なのか確認してください。グラフィックも冊子の対応ページ数について、表紙4ページを含む総ページ数で案内しています。
中綴じと無線綴じ、どちらにする?

ZINEでよく使われる製本方法は「中綴じ」と「無線綴じ」です。
- 中綴じ
- 紙を二つ折りにして重ね、中央をホチキスで留める製本方法です。
- 薄い冊子に向き、ページを大きく開きやすい特徴があります。
- 無線綴じ
- 本文を重ね、背の部分を糊で固めて表紙で包む製本方法です。
- 一般的な書籍に近い見た目になり、ページ数の多い冊子に向いています。
| 比較 | 中綴じ | 無線綴じ |
|---|---|---|
| 見た目 | 薄い冊子 | 本らしい |
| 綴じ方 | 中央をホチキス留め | 背を糊で固定 |
| ページ数 | 少〜中ページ向け | 中〜多ページ向け |
| 見開き | 開きやすい | 中央が見えにくくなる |
| 背表紙 | 基本なし | あり |
| 写真・イラストZINE | ◎ | ○ |
| エッセイ・小説 | ○ | ◎ |
| 初めてのZINE | ◎ | ○ |
写真やイラストなら中綴じが使いやすい
中綴じは中央まで大きく開くため、見開きで一枚の写真を見せたい場合にも向いています。
8〜24ページ程度の薄いZINEなら、まず候補にしやすい製本です。
ページ数が増えたら無線綴じ
文章量が多い、漫画をまとめる、写真を数十枚収録するといった場合は無線綴じが向いています。
無線綴じでは本に厚みが生まれ、「背」ができます。
ページ数と紙の厚さによって背幅が変わるため、表紙データを作る前に印刷会社の背幅計算を確認してください。プリントパックも無線綴じでは用紙とページ数に応じた背幅を表紙データへ加えるよう案内しています。
迷ったら最初の一冊はこの仕様
完全に自由だからこそ、初めてだと決められなくなります。
迷った場合は、
| 項目 | おすすめ |
|---|---|
| サイズ | A5 |
| ページ | 16〜24ページ程度 |
| 製本 | 中綴じ |
| 本文 | フルカラーまたはモノクロ |
| 表紙 | 本文より厚め |
| 部数 | 10〜30部程度から検討 |
| 印刷 | オンデマンド印刷 |
から考えると進めやすくなります。
オンデマンド印刷とは、必要な部数だけデジタル印刷機で印刷する方法です。少部数でも注文しやすく、ZINEや同人誌との相性がいい印刷方式です。
大量印刷では「オフセット印刷」という方式も使われます。
オフセット印刷は版を作って印刷する方式で、部数が増えるほど1冊あたりの単価を抑えやすくなります。ラクスルも、少部数ではオンデマンド、比較的大きな部数ではオフセットを選択肢として案内しています。
最初から豪華な仕様へ寄せるより、一度完成させてから「次は紙を変えたい」「もっと小さくしたい」と考える方が、自分のZINEらしい仕様を見つけやすくなります。
ページ構成を紙に描いてみる

サイズとページ数を決めたら、いきなりPCでレイアウトせず、ページ構成を簡単に書き出します。
たとえば16ページなら、
| ページ | 内容例 |
|---|---|
| 1 | 表紙 |
| 2 | タイトル・導入 |
| 3〜5 | 前半 |
| 6〜7 | 展開 |
| 8〜9 | 中央見開き |
| 10〜13 | 後半 |
| 14 | まとめ |
| 15 | 奥付 |
| 16 | 裏表紙 |
といった形です。
奥付(おくづけ)とは、本の発行者、発行日、印刷所、連絡先などを記載するページです。ZINEでは必須ではありませんが、作者名や発行日を残しておくと後から見返したときにもわかりやすくなります。
紙を16個の四角に分けて、各ページへ「写真」「文章」「白紙」と書くだけでも十分です。
この時点で、
- 「写真が多すぎる」
- 「途中に文章が続きすぎる」
- 「表紙以外にタイトルがない」
といった偏りが見えてきます。
写真や文章を全部入れようとしない
ZINE制作で起きやすいのが、持っている素材を全部入れたくなることです。
- 旅行で300枚撮ったから、できるだけ多く載せたい
- 描いたイラスト20点をすべて見せたい
- 書いた文章を削りたくない
気持ちはわかりますが、減らすことで一冊の印象が強くなることがあります。
写真ZINEなら、良い写真を大量に並べるだけではなく、
大きな写真
↓
小さな写真
↓
余白
↓
文章
↓
見開き写真
というようにページのリズムを変えます。
写真そのものだけでなく、ページをめくったときに何が出てくるかまで考えると、本としてのおもしろさが生まれます。
ZINEを作るソフトは何がいい?
専用ソフトは必須ではありません。
用途によって選びます。
| ソフト | 向いている人 | 特徴 |
|---|---|---|
| Adobe InDesign | 本格的に組みたい | 冊子・書籍レイアウトに強い |
| Adobe Illustrator | デザイン中心 | 1ページごとの自由度が高い |
| Canva | 初心者 | テンプレートから作りやすい |
| CLIP STUDIO PAINT | 漫画・イラスト中心 | 漫画原稿との相性がいい |
| 手描き+コピー | PCを使いたくない | ZINEらしい手作り感を出せる |
Adobe InDesignは雑誌や書籍など複数ページの印刷物を作るための機能が揃っており、小冊子向けの面付けや裁ち落としにも対応しています。
Canvaにも冊子向けテンプレートがあり、PCやスマートフォンからページデザインを作成できます。
印刷会社へ依頼するなら、使うソフトよりもその印刷会社が受け付けている入稿形式に合わせることの方が重要です。
「塗り足し」を忘れない

ページの端まで写真や色を配置する場合は、仕上がりサイズぴったりで画像を止めないようにします。
必要になるのが「塗り足し」です。
塗り足しとは、断裁位置より外側まで写真や背景色を伸ばしておく部分です。断裁がわずかにずれても紙の白が見えないようにするために作ります。
多くの日本の印刷会社では、上下左右3mm程度の塗り足しを求めます。グラフィックの冊子データチェックでも、仕上がりサイズの上下左右各3mmを塗り足しとして案内しています。
たとえばA5なら仕上がりは148×210mmですが、周囲に3mmずつ塗り足す場合、データ上では154×216mmまで画像を伸ばすことになります。
Adobeも、紙の端まで印刷する場合は裁ち落とし領域までデザインを広げるよう案内しています。
文字は端ギリギリへ置かない
逆に文字やロゴなど、切れてはいけないものは仕上がり位置から内側へ入れます。
印刷会社によって安全範囲が設定されているので、テンプレートを使うのが確実です。
グラフィックのチェック画面では、仕上がり位置から内側3mmを安全範囲の目安として表示しています。
「面付け」は自分でやらなくていい場合が多い
冊子を作ると、印刷する紙の上ではページ番号が普通の順番になりません。
たとえば8ページの中綴じ冊子なら、同じ紙に「8ページと1ページ」が並ぶ、といった配置になります。
これを「面付け」と呼びます。
面付けとは、印刷して折り・製本したとき正しいページ順になるよう、印刷用紙の上へページを並べ替える作業です。
印刷会社へ冊子として注文する場合は、普通のページ順で入稿し、印刷会社側が面付けするケースが多くなっています。
InDesignの「小冊子をプリント」機能も、通常の読み順で作った文書から印刷用スプレッドを生成します。
自宅印刷では自分で面付けが必要になる場合があるため、プリンターや使用ソフトの「小冊子」「ブックレット」機能を確認してください。
RGBとCMYKの違いも確認する
写真やイラストを印刷するときによく出てくるのがRGBとCMYKです。
- RGB
- 赤・緑・青の光を使って色を表現する方式です。
- ディスプレイやスマートフォンなどで使われます。
- CMYK
- シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックのインクを組み合わせて色を表現する方式です。
- 多くの印刷物で使われます。
RGBでは明るく見えていた青や緑、蛍光色に近い色が、一般的なCMYK印刷では落ち着いて見える場合があります。
ただし「ZINEは必ず自分でCMYK変換してから入稿」というわけではありません。
現在はRGB入稿に対応する印刷会社もあります。グラフィックのコミグラではRGBデータのまま入稿し、自動でCMYKへ変換する仕組みのほか、RGBの鮮やかさを生かす印刷方法も提供しています。
写真やイラストの色を重視するなら、印刷会社を決めてから推奨カラーモードを確認するのが確実です。
紙は「厚いほど良い」わけではない
ZINEの印象は紙で大きく変わります。
同じデザインでも、
- 光沢のある紙
- ざらついた紙
- 真っ白な紙
- 少し黄みのある紙
では別の作品に見えます。
本文によく使われる紙を大まかに分けると、
| 紙のタイプ | 特徴 | 向いている内容 |
|---|---|---|
| コート紙 | 光沢があり発色が良い | 写真、イラスト |
| マットコート紙 | 光沢を抑えつつ色も出る | 写真、作品集 |
| 上質紙 | コピー用紙に近い質感 | 文章、漫画、日記 |
| 書籍用紙 | やや黄みがあり目に優しい | 小説、エッセイ |
| 特殊紙 | 色・凹凸・質感が豊富 | 表紙、作品性重視 |
写真ZINEだから必ずコート紙、文章だから必ず上質紙という決まりはありません。
あえてざらついた紙に写真を印刷することで、デジタル画面とは違う雰囲気を出すこともできます。
表紙だけ紙を変えると一気に本らしくなる

初めてのZINEで仕様を一つだけ変えるなら、表紙を本文より厚い紙にする方法があります。
本文と表紙が同じ紙なら軽い冊子らしい印象。表紙だけ厚くすると、作品集や本に近い存在感が出ます。
さらに、
- 色付きの紙
- トレーシングペーパー
- クラフト紙
- 箔押し
- PP加工
- 型抜き
などを使う方法もあります。
ただし加工を増やすほど価格も上がります
一冊目では表紙紙だけ変え、二冊目以降に特殊加工へ進むくらいでも十分です。
印刷する前に必ず一冊試し刷りする
ZINE制作で最もおすすめしたい工程です。
画面だけを見て入稿せず、一度紙に出します。
本番と同じ紙・印刷でなくても構いません。家庭用プリンターやコンビニで出し、折ってページ順に並べます。
確認するのは、
- 文字が小さすぎないか
- 写真が暗すぎないか
- ページ順が合っているか
- 見開きの位置がいいか
- 余白が狭すぎないか
- 誤字脱字がないか
- 同じ写真が重複していないか
- 奥付の情報が合っているか
です。
画面上では問題なく見えた文字が、紙になると小さく感じることがあります。
写真の並びも、スクロールして見るのとページをめくるのでは印象が変わります。
ZINE制作サービスKumizineも、最初の制作では本番前に一冊だけ試し刷りする工程を推奨しています。
家庭用プリンター・コンビニ・印刷会社の違い
ZINEは自宅でも作れます。
| 方法 | 向いている人 | 特徴 |
|---|---|---|
| 家庭用プリンター | 1〜数冊 | 自由度が高い |
| コンビニ印刷 | 数冊 | プリンター不要 |
| ネット印刷 | 10冊以上など | 仕上がりが安定しやすい |
| 専門印刷所 | 紙・加工へこだわりたい | 選択肢が多い |
コピーした紙を自分で折ってホチキス留めするだけでもZINEになります。
むしろ印刷のズレや手作業の跡が、作品の雰囲気になることもあります。
反対に、写真集や作品集として販売したい場合は、印刷会社へ頼むと仕上がりを安定させやすくなります。
何冊刷ればいい?
初めて販売するなら、部数を増やしすぎない方が安全です。
ZINEイベントへ出るから100冊、と考える必要はありません。
知名度、価格、ジャンル、イベント規模によって売れる冊数は大きく変わります。
初回なら10〜30冊程度から検討し、足りなくなったら増刷する方法もあります。
オンデマンド印刷なら1冊から対応するサービスもあり、グラフィックの同人誌印刷でも最少1冊から注文できます。
在庫を持つ場所や発送作業も考えると、最初から大量に刷ることが必ずしも得とは限りません。
ZINEの値段はどう決める?
最低限、1冊あたりの原価は計算しておきます。
たとえば、
印刷費 12,000円
30冊印刷
↓
1冊あたり400円
なら、400円で売ると印刷代しか戻りません。
さらに、
- イベント出展料
- 交通費
- 梱包材
- 通販手数料
- 決済手数料
- 送料
- 試し刷り代
もかかります。
だからといって、すべての制作時間を時給換算して価格へ載せる必要もありません。
ZINEでは、
- 「多くの人に読んでほしい」
- 「制作費を回収したい」
- 「作品として適正な価格で売りたい」
で価格の考え方が変わります。
ZINEを販売する場所
完成したZINEは、イベント、書店、オンラインなどで販売できます。
主な選択肢は、
- ZINEフェス
- 文学フリマ
- 自主制作本イベント
- ZINE専門店への委託
- 独立系書店への委託
- BOOTH
- BASE
- STORES
- 自分のWebサイト
- SNSで告知して直接販売
などです。
イベントなら読者と直接話せるのが魅力。オンラインなら全国へ販売できます。
書店委託なら、自分を知らない人が棚で偶然見つけてくれる可能性があります
一つだけ選ぶ必要はなく、
イベント
↓
通販
↓
書店委託
と販売先を広げる方法もあります。
初めて作るなら「売れるZINE」を考えすぎなくていい
販売するなら価格や需要も大切です。
ただ、初めての一冊から検索需要や市場規模だけでテーマを決めると、ZINEを作る面白さが薄くなることがあります。
SNS投稿なら数字が伸びなかったテーマでも、一冊の本にすると魅力が出ることがあります。
- 半年撮り続けた窓
- いつも通る商店街
- 自分の机
- 毎週食べたもの
- 引っ越す前の部屋
誰かに依頼されたわけではないものを、わざわざ印刷して残す。
そこにZINEらしさがあります。
一冊目は、完成させることを優先する
ZINEは自由だからこそ、紙、印刷、製本、加工を調べ始めると終わりがありません。
特色印刷、リソグラフ、箔押し、糸綴じ、変形断裁、特殊紙。
知れば知るほど試したいものが増えます。
それでも一冊目なら、A5・16〜24ページ・中綴じ・少部数くらいから始めて十分です。
完成した一冊を手に取ると、
「もっと写真を減らしたい」
「次はB6にしたい」
「この紙では色が強すぎた」
「余白をもっと取りたい」
と、画面上では気づかなかったことが見えてきます。
その経験を二冊目へ持っていけることも、ZINE作りのおもしろさです
完璧な一冊を考え続けるより、まず一冊作る。
ZINEはそこから始められます。
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