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ZINEの印刷会社おすすめ6選|1冊・10冊・50冊ならどこがいい?【2026年】

ZINEの印刷会社は、安さだけで選ぶと決めにくくなります。

1冊だけ試したいのか、イベント用に10〜50冊刷りたいのか、写真の発色を重視するのか、特殊紙や箔まで使いたいのかで向いている会社が変わるからです。

先に結論をまとめると、1冊だけなら「しまうま出版」か「バンフー」、標準的な中綴じを10冊前後なら「ラクスル」、50冊前後の作品集なら「グラフィック」、装丁へこだわるなら「おたクラブ」が候補になります。

料金・仕様は2026年9月13日時点の公式情報を確認しています。印刷料金はページ数、用紙、納期、キャンペーンによって変動するため、注文時には各社の最新見積もりも確認してください。

ZINE印刷会社おすすめ6社を比較

まず、それぞれの特徴をまとめます。

印刷会社最小部数の目安主な製本強み向いている人
しまうま出版1冊無線綴じ1冊が安い、スマホ対応初めて作る、写真・イラストZINE
バンフー1冊中綴じZINE専用商品がある薄いZINEを1冊から作りたい
ラクスル1冊中綴じ・無線綴じなど標準仕様を注文しやすい10〜50冊程度を手軽に刷りたい
グラフィック/コミグラ1冊中綴じ・無線綴じ色・加工・用紙の選択肢写真・イラスト作品集
WAVE10冊中綴じなど短納期・用紙選択10冊以上を早く作りたい
おたクラブ商品による中綴じ・無線綴じ・ミシン綴じ特殊紙・箔・装丁デザインへ強くこだわりたい

ZINE印刷では、同じA5でも8ページと40ページで料金が変わり、表紙と本文を同じ紙にするか、表紙だけ厚くするかでも変わります。

納期を長く取るほど安くなるサービスもあります

そのため、部数と作りたい本の雰囲気から2〜3社に絞り、最後に同じ仕様で見積もる方法が一番確実です。

1冊だけ作るなら「しまうま出版」が使いやすい

まず完成形を一冊だけ見たい」という場合に使いやすいのが、しまうま出版です。

1冊から注文でき、写真集・イラスト集なら330円から、漫画なら270円から作成できます。

パソコンだけでなくスマートフォンからも編集・注文できます

項目仕様
サイズA6・A5スクエア・A5・B5・A4
ページ数12〜144ページ
ページ単位4ページ刻み
製本無線綴じ
通常印刷フルカラー4色
高画質プランフルカラー7色
綴じ方向左・右を選択可能

無線綴じとは、本文の背を糊で固め、表紙で包む製本方法です。一般的な書籍に近い見た目になります。

たとえば、写真集・イラスト集の「エコノミー」でA5・24ページなら、1冊540円です。A5・12ページなら420円から作れます。送料やオプション料金は別です。

「印刷会社へ入稿するのが初めて」という人にも相性がいいでしょう。

画像をアップロードし、オンライン編集画面で配置できるので、InDesignやIllustratorを使わなくても作れます。

写真ZINEなら7色印刷の「プライム」もある

しまうま出版には、通常の4色印刷とは別に7色インクを使う「プライム」があります。

A5・24ページなら1冊1,140円。PP加工も料金に含まれます。

PP加工とは、表紙へ薄いフィルムを貼る加工です。傷や汚れに強くなり、クリアPPなら光沢、マットPPなら落ち着いた手触りを出せます。

写真やイラストの色を重視した作品集なら、試し刷りとして1冊だけプライムを作り、通常版と比較する使い方もできます。

しまうま出版が向いている人

  • まず1冊だけ作りたい
  • 写真ZINEを作りたい
  • イラスト作品集を作りたい
  • スマホだけでも作りたい
  • 難しい入稿作業を避けたい
  • 背表紙のある本にしたい

一方で、典型的な薄い中綴じZINEを作りたい場合は、次のバンフーの方が選びやすくなります。

中綴じZINEを1冊から作るなら「バンフー」

バンフーオンラインショップには、そのまま「ZINE印刷」という商品があります。

A5とA6に対応し、1冊から150冊まで注文可能。8〜40ページの中綴じ冊子を作れます。納期は3日後出荷です。

項目内容
印刷方式オンデマンド
サイズA5・A6
部数1〜150部
ページ数8〜40ページ
製本中綴じ
コート・マットコート・上質紙
入稿PDF・Illustrator・InDesign・Word・PowerPointなど

オンデマンド印刷とは、版を作らずデジタル印刷機から直接印刷する方式です。1冊〜数十冊のような小部数を作りやすい特徴があります。

バンフーのZINE商品で面白いのは、「一般的な冊子印刷をZINEに使える」だけではなく、最初からZINE用途を想定して商品が用意されている点です。

A5なら写真集や作品集、旅行記、A6なら詩集や短編、ミニZINEのように用途も案内されています。

しまうま出版とバンフー、1冊ならどちら?

違いは製本を見るとわかりやすくなります。

比較しまうま出版バンフー
1冊注文
主な製本無線綴じ中綴じ
ページ数12〜144P8〜40P
写真作品集
薄いZINE
スマホ制作
紙を選ぶ選択肢は限定コート・マット・上質
  • 「本らしい作品集」にしたいならしまうま出版。
  • 「薄くて軽い、いわゆるZINEらしい冊子」にしたいならバンフー。

この分け方がわかりやすいでしょう。

10冊前後なら「ラクスル」が候補

10冊程度になると、一般的なネット印刷も候補に入ります。

ラクスルの冊子印刷は、オンデマンドなら1部〜500部に対応。中綴じ、無線綴じ、綴じなしから選べます。

オンデマンド中綴じはA4、A5、B5、A6、B6などに対応しています

公式サイトに掲載されている代表例では、A4・8ページ・10部のオンデマンド中綴じが1,997円〜となっています。仕様を変えれば価格も変わるため、A5やページ数の多いZINEでは料金表から再計算が必要です。

中綴じ冊子は1〜5営業日で出荷可能。無線綴じでも1〜6営業日です。

ラクスルは「普通の仕様」を安く作りやすい

ラクスルが向いているのは、

  • A5
  • 中綴じ
  • フルカラー
  • 一般的なコート紙・マット紙
  • 10〜50部

といった、特殊加工を使わない標準的なZINEです。

紙や装丁を細かく遊ぶというより、完成データがすでにあり、それを冊子として手早く刷りたい場合に使いやすいサービスです。

オンデマンドでは200部以下が比較的安くなりやすいとラクスル自身も案内しています。

変形ZINEも作れる

オフセット印刷の中綴じでは、64×120mm〜297×420mmの範囲でオリジナルサイズにも対応しています。

オフセット印刷とは、印刷用の版を作って印刷する方式です。部数が増えるほど1冊あたりの価格を抑えやすく、一般的に大部数の印刷へ向いています。

正方形や細長いZINEなど、定型サイズ以外を100部以上作る場合にも候補になります。

10冊から短納期で作るなら「WAVE」

WAVEのオンデマンド中綴じ冊子は、10〜1,000部に対応しています。

A6、A5、B6、A4、B5などを選べ、出荷は1〜3営業日。特殊紙や高級紙を含め、表紙用紙も20種類から選択できます。

価格の一例として、A5/B6以内・8ページ・フルカラー・マットコート90kg・2営業日出荷の場合、10部で11,836円です。

ラクスルの代表価格より高く見えますが、仕様・用紙・納期が違うため単純比較はできません

WAVEは価格だけを見るより、

  • 10部から作りたい
  • 納期を優先したい
  • 表紙紙を変えたい
  • 中綴じで作りたい
  • 横長ZINEも作りたい

といった場合に比較したい印刷会社です。

モノクロZINEにも強い

WAVEには、本文を1色印刷する「激安冊子印刷」もあります。

A5の中綴じで50部から注文でき、上質紙や再生上質紙を使ったモノクロ冊子に対応しています。

文章中心のエッセイZINE、短歌・詩集、小説などでフルカラーが必要ない場合は、カラー印刷とは別に見積もってみる価値があります。

50冊前後の作品集なら「グラフィック/コミグラ」

イラストや写真をきれいに印刷しつつ、部数もある程度作りたい場合はグラフィックの「コミグラ」が使いやすい候補です。

同人誌向けの中綴じでは、オンデマンドが1〜500部、オフセットが25〜20,000部に対応しています。

A4、A5、B5の縦・横型に加え、正方形サイズも選択できます

公式掲載例では、B5・8ページ・オンデマンド・50冊で1冊116.8円となっています。50冊なら印刷料金の目安は5,840円です。送料は1商品あたり全国一律350円と案内されています。

この価格はB5・8ページの掲載例です。A5、ページ数、紙、加工を変えると料金も変わります。

写真・イラストZINEとの相性がいい

コミグラ自身も、中綴じを「見開きの多いイラスト集や写真集に最適」と案内しています。

さらに、

  • クリアPP
  • マットPP
  • UVニス
  • ホログラム
  • 正方形
  • 横型

などを選べます。

デザインをシンプルに刷るだけならラクスルでも十分ですが、作品集として紙や加工まで詰めたい段階になったらグラフィックを比較に入れると選択肢が広がります。

入稿方法だけは確認しておきたい

グラフィックでは2026年6月15日から、一部冊子の「スタッフによるデータチェック」が有料化されました。

中綴じ・スクラム製本冊子は1,000円、無線綴じ冊子は2,000円です。一方、自動チェック系の入稿方法も用意されています。

印刷価格だけで比べる場合は、入稿方法による追加料金も含めて確認してください。

特殊紙・箔・装丁まで遊ぶなら「おたクラブ」

「普通の冊子を安く作りたい」という目的とは別方向で候補になるのがおたクラブです。

冊子だけでも、

  • 表紙フルカラー無線綴じ
  • オフセット無線綴じ
  • 箔押し
  • 全面箔
  • デジタルニス箔
  • 中綴じ
  • ミシン綴じ
  • ハードカバー
  • フォトブック
  • ブックカバー
  • ブックケース

まで揃っています。

ZINEの表紙そのものを作品として作りたい人には魅力があります。

ミシン綴じなど「ZINEらしい製本」が選べる

中綴じや無線綴じは多くのネット印刷で扱っていますが、ミシン綴じや全面箔まで通常商品として並んでいる会社は限られます。

「紙を選び、綴じ方も見せたい」
「表紙へ白インクを使いたい」
「ZINEイベントで目を引く冊子にしたい」

といった場合は、おたクラブまで比較するとデザインの幅が広がります。

大部数向けには本文オフセットの無線綴じも追加されており、該当商品は現在50部から注文可能です。

1冊・10冊・50冊なら結局どこがいい?

部数だけで決めるなら、次の考え方から始めると絞りやすくなります。

1冊だけ作る

作りたいもの候補
写真・イラスト作品集しまうま出版
薄い中綴じZINEバンフー
一般的な冊子仕様ラクスル
入稿データを細かく作り込むグラフィック

一冊だけなら、価格と簡単さではしまうま出版が強いです。

ただし無線綴じになるため、「コピー本のような薄いZINE」を作りたいならバンフーのZINE印刷が合います。

10冊作る

重視すること候補
標準仕様・価格ラクスル
短納期WAVE
写真・イラストしまうま出版も比較
紙や加工グラフィック

イベントで試しに頒布するなら、10冊程度は在庫リスクが小さい部数です。

最初から50冊刷るよりも、10冊作って反応を見て増刷する方法もあります。

50冊作る

重視すること候補
フルカラー作品集グラフィック
標準的な冊子ラクスル
モノクロ本文WAVE
特殊紙・装丁おたクラブ
写真の発色しまうま出版も比較

50冊になると1冊あたりの単価が下がりやすくなり、選べる印刷方法も増えます。

この部数からは「印刷費が安い会社」だけでなく、販売価格に対して原価がいくらになるかまで見て選びたいところです。

価格だけを比較するときの注意点

印刷会社を比較するときは、必ず同じ条件に揃えます。

たとえば、

  • A5
  • 20ページ
  • 中綴じ
  • 表紙フルカラー
  • 本文フルカラー
  • マット系用紙
  • 50冊
  • 7営業日前後

まで決めてから各社で見積もります。

「A社5,000円、B社10,000円」と書かれていても、

A社:8ページ
B社:24ページ

なら意味のある比較にはなりません。

送料についても、料金へ含まれている会社と別料金の会社があります。

ZINE印刷で見るべき7項目

料金以外では、次を確認します。

  • 最小注文部数
  • 中綴じ/無線綴じ
  • 対応ページ数
  • 紙の種類
  • RGB入稿への対応
  • 特殊加工
  • 納期

特に写真・イラストZINEでは、紙と印刷方式によって色の印象が変わります。

イベント直前なら納期が最優先になる場合もあります。

写真ZINEならどこがおすすめ?

写真を中心にするなら、

  • しまうま出版
  • グラフィック
  • バンフー

から比較しやすいでしょう。

  • 1冊だけならしまうま出版
  • 薄い写真冊子ならバンフー
  • イベントで数十冊販売する作品集ならグラフィック

という分け方ができます。

特に写真の色を優先する場合、しまうま出版には7色印刷のプライムがあります。

イラストZINEならどこがおすすめ?

イラスト中心なら、

  • グラフィック
  • おたクラブ
  • しまうま出版

が候補です。

  • 作品をそのままきれいに見せたいならグラフィック
  • 特殊紙、箔、ミシン綴じなどをデザインへ取り込みたいならおたクラブ
  • 一冊だけ作品集を作るならしまうま出版

が使いやすいでしょう。

エッセイ・文章中心ならフルカラーにしなくてもいい

文章中心のZINEなら、本文までフルカラーにする必要がない場合があります。

本文モノクロ
表紙カラー

にすれば印刷費を抑えやすくなります。

詩集、日記、小説、評論系ZINEでは、上質紙や書籍に近い紙を選んだ方が内容に合うこともあります。

表紙だけで印象を作り、本文は読みやすさと価格を優先する考え方です。

最初から50冊刷らなくてもいい

イベントへ出るとなると、「せっかくだから50冊」「100冊」と考えたくなります。

ただ、初めてのZINEなら、

  • 1冊試し刷り
  • 10〜20冊で初版
  • 売れたら増刷

でも問題ありません。

オンデマンド印刷が1冊から利用できる会社が増えたことで、「最初に大量印刷しなければ単価が高すぎる」という状況ではなくなっています。

ZINEでは完売することより、余った50冊を何年も保管する方が困ることもあります。

印刷代だけでなく、在庫を置くスペースまで含めて部数を決めると無理がありません。

迷ったら「1冊試し刷り→本番」の2段階がおすすめ

どの印刷会社を選ぶ場合でも、作品として販売するZINEなら一度現物を確認するのがおすすめです。

画面では気づかなかった、

  • 写真が暗い
  • 文字が小さい
  • 紙が思ったより光る
  • 色が沈んでいる
  • 見開き中央が見にくい
  • 表紙が薄い

といった問題は、紙になると見つけやすくなります。

しまうま出版、バンフー、ラクスル、グラフィックなど1冊から注文できるサービスを使えば、最初から大量印刷する必要もありません。

最初の1冊を校正用として作り、直したあとに10冊、50冊と増やす。ZINE印刷では、この方法がいちばん失敗を減らしやすいでしょう。

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