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販売・収益化

BOOTHで売れないときに見直すこと|閲覧・商品ページ・価格を順番にチェック

BOOTHへ商品を登録したものの、なかなか売れない…

そんなとき、いきなり値下げする前に確認したいことがあります。

  • そもそも商品を見てもらえていないのか。
  • 商品ページまでは来てもらえているのか。
  • 内容は伝わっているのか。
  • 価格で迷われているのか。

原因によって、直す場所は変わります。

BOOTHでは商品名、商品説明、ショップ名、クリエイター名、タグなどが商品検索に利用されます。

つまり、作品そのものだけでなく、「見つけてもらう部分」と「商品ページで判断してもらう部分」の両方を整える必要があります。

ここでは、BOOTHの商品が売れないときに確認したいポイントを順番に整理します。

まず「売れない」を3段階に分ける

売れない原因を考えるときは、最初から商品ページ全体を作り直す必要はありません。

まず次の3段階に分けます。

  1. 商品を見つけてもらえていない
  2. 商品ページは見られているが購入されない
  3. 購入されるが販売数が伸びない

この3つでは対策が違います。

たとえば検索からほとんど見つけられていない商品を値下げしても、価格が変わったこと自体を見てもらえません。

逆に商品ページには人が来ているのに売れないなら、検索タグを増やすより商品画像や価格、説明文を見直すほうが優先です。

最初に「どの段階で止まっていそうか」を考えると改善しやすくなります。

商品名だけで何を売っているか分かる?

BOOTHでは商品名もキーワード検索の対象です。

そのため、商品名が作品タイトルだけになっている場合は一度確認してみましょう。

たとえば、「After Rain」だけでは、同人誌なのか、音楽なのか、グッズなのか全くわかりません。

作品名を大切にしたい場合でも、「After Rain|創作イラスト集」「After Rain|背景素材30点」のように商品の種類を補足できます。

ただし、検索キーワードを大量に並べた長いタイトルにする必要はありません。

まず作品名+何の商品かが伝わる状態を目指します。

商品説明にも検索される言葉を自然に入れる

BOOTHの商品検索では、商品説明に含まれるキーワードも利用されます。

たとえば背景素材を販売しているなら、「漫画・イラスト制作に使える夜の街の背景素材です」と書けば、

  • 背景
  • 漫画
  • イラスト

といった商品内容が自然に説明できます。

SEO記事のように同じ単語を何度も入れる必要はありません。

むしろ、「背景素材 背景 素材 漫画 背景 漫画素材」のような文章では、購入者にとって読みにくくなります。

何を販売しているか普通に説明すれば、その中に必要な言葉はある程度入ります。

タグが少なすぎないか確認する

BOOTHではタグを使って商品を探すこともできます。

商品に合ったタグがほとんど設定されていない場合は、追加できるものがないか確認します。

たとえば同人誌なら、

  • 作品ジャンル
  • カップリング
  • キャラクター
  • 漫画・小説などの商品種別

素材なら、

  • 素材の種類
  • モチーフ
  • 対応用途
  • ファイル形式

などが候補です。

2026年には商品検索へOR検索も追加され、複数のキーワードのいずれかを含む商品をまとめて探せるようになっています。

検索機能が細かくなっているぶん、商品内容を適切な言葉で整理しておく意味もあります。

ただし、商品と関係のない人気タグを付けるのは避けましょう。

表示されることより、欲しい人の検索結果へ出ることを優先します。

実際に自分の商品を検索してみる

検索対策を考えるときに一番簡単なのが、自分自身でBOOTHを検索することです。

たとえば、「花 素材」「創作BL 漫画」「配信 背景」など、自分の商品を探す購入者が使いそうな言葉で検索します。

そこで、

  • 自分の商品が検索対象になっているか
  • 周囲の商品はどんなタイトルか
  • どんな画像が多いか
  • 価格帯はどの程度か
  • どんなタグが使われているか

を確認します。

これは他の商品をそのまま真似するためではありません。

自分の商品が検索結果の中でどう見えているかを購入者側から確認するためです。

商品編集画面だけを見ていると気づかないことがあります。

1枚目の商品画像で内容が分かる?

検索結果から商品ページを開いてもらうには、商品画像も重要です。

特に1枚目で、「何の商品なのか」が分からない状態になっていないか確認します。

たとえば

  • デジタル素材なのに、1枚目が文字だけの告知画像になっている。
  • 同人誌なのに表紙が非常に小さい。
  • グッズなのに実際の商品形状が分からない。

これではクリック後も内容を判断するまでに時間がかかります。

広告として格好いい画像より、まず商品そのものが見える画像を優先します。

商品画像を「1枚だけ」で終わらせない

商品によっては、1枚の画像だけでは購入判断が難しいことがあります。

同人誌なら、

  • 表紙
  • 本文サンプル
  • 裏表紙
  • サイズ感

素材なら、

  • 収録一覧
  • 拡大表示
  • 使用例

グッズなら、

  • 正面
  • 裏面
  • 実物写真
  • サイズ比較

などです。

購入者が「買う前に知りたいこと」を画像で補います。

ただし、同じ情報を少しずつ変えただけの画像を大量に載せる必要はありません。

文章より画像で見たほうが早い情報を追加します。

商品説明の最初で何が買えるか分かる?

商品説明の冒頭も重要です。

最初に長い制作背景や挨拶が続いている場合は、一度順番を見直してみます。

たとえば、

「オリジナルキャラクターを収録したB5・32ページのフルカラーイラスト集です。」
「同人誌やSNS画像に使える、背景透過PNGの花素材30点セットです。」

と最初に書けば、その商品を探していた人がすぐ内容を判断できます。

そのあとに、

  • 制作の経緯
  • こだわったポイント
  • 作品への思い

を書いても遅くありません。

販売ページでは、まず「何を買えるのか」を伝えます。

購入前に必要な情報が抜けていない?

商品に興味を持っても、「肝心な情報が分からない」と購入を止めることがあります。

たとえば同人誌なら、

  • サイズ
  • ページ数
  • 全年齢・成人向け
  • 漫画・小説
  • 発行日

デジタル商品なら、

  • ファイル形式
  • 収録点数
  • 解像度
  • 対応ソフト
  • 利用条件

グッズなら、

  • サイズ
  • 素材
  • 仕様
  • 発送方法

などです。

商品によって必要な項目は違います。

「説明文を長くする」のではなく、購入判断に必要な情報を揃えることを意識します。

価格だけを最初に下げない

売れないとき、最も簡単に変更できるのが価格です。

ただし、最初から値下げするのはおすすめしません。

原因が、「検索で見つかっていない」のであれば、値下げしても状況はほとんど変わらない可能性があります。

また、「商品内容がよく分からない」ことが原因なら、価格より説明の問題です。

まず、

  1. 見つけてもらえているか
  2. 内容が分かるか
  3. 必要な情報が揃っているか

を確認し、それでも価格が購入の壁になっていそうなら見直します。

価格を見るときは「最安値」ではなく、近い商品を見る

価格を確認する場合も、BOOTHで最も安い商品へ合わせる必要はありません。

比較するなら、

  • 商品ジャンル
  • 内容量
  • 収録点数
  • サイズ
  • 制作物の種類

などが近い商品を見ます。

たとえば背景素材10点と100点入りでは、同じ「背景素材」でも条件が違います。

同人誌でも20ページと100ページでは単純比較できません。

「このカテゴリの最安値はいくらか」ではなく、購入者から見て近い選択肢はいくらかを参考にします。

デジタル商品は手数料込みで価格を見る

BOOTHの商品価格を変更するときは、手数料も確認しておきます。

特に低価格のデジタル商品は、サービス利用料に固定額部分があるため、値下げすると手取りへの影響が大きくなる場合があります。

「売れないから100円下げる」ではなく、値下げ後の手取りまで計算してから判断しましょう。

商品数が増えてショップ内が探しにくくなっていない?

商品単体だけでなく、ショップ全体も確認します。

BOOTHには「商品リスト」機能があり、商品を目的やジャンルごとにまとめて表示できます。

たとえば、

  • 新刊
  • 既刊
  • グッズ
  • ダウンロード
  • イラスト素材

などです。

商品数が5点程度なら一覧でも見つけられます。

50点、100点と増えてくると、購入者が目的の商品までたどり着きにくくなります。

商品が増えたら、ショップ全体を整理することも販売改善の一つです。

関連商品を探しやすくする

一つの商品ページを見てくれた人は、そのショップの別商品にも興味を持つ可能性があります。

たとえば、

  • 同シリーズの既刊
  • 別カラーの商品
  • 関連素材
  • セット商品

などです。

商品数が多いショップなら、商品リストを使って関連するものをまとめます。

一度ショップへ来てもらったあと、次の商品を探しやすい状態にすることも重要です。

告知専用の商品を増やして検索露出を取るのはNG

「検索結果へたくさん表示したいから」と、同じ商品への告知ページを複数作る方法は使えません。

BOOTHでは2026年7月から、実質的な商品の頒布を伴わず、別商品への誘導や宣伝、外部サイトへの案内を主目的とする商品が禁止対象になっています。

既存の商品も対象です。商品を見つけてもらいたい場合は、告知商品を増やすのではなく、実際の商品ページを整えます。

BOOTH内だけで売ろうとしない

BOOTHには商品検索がありますが、すべての購入者がBOOTH内検索から来るわけではありません。

自分の活動を知ってもらう入口として、

  • X
  • pixiv
  • Instagram
  • 自分のWebサイト
  • YouTube
  • イベント

などもあります。

新刊なら、pixivでサンプルを公開してBOOTHへ案内する。

イラスト作品なら、SNSで普段から作品を投稿する。

BOOTHの商品ページは「商品を買える場所」であって、そこだけですべての集客を完結させる必要はありません。

特にオリジナル作品は、作品そのものをまだ知らない人がいきなり商品検索から購入するとは限りません。

普段の発信と販売ページを分けて考えます。

SNSで宣伝するときも商品画像だけにしない

SNSで、「販売開始しました!」という商品画像だけを何度も投稿しても、商品自体に興味を持つ理由が十分伝わらないことがあります。

たとえば同人誌なら、

  • 本文サンプル
  • 制作途中
  • 表紙
  • キャラクター
  • 制作裏話

など、商品以外の投稿から興味を持ってもらう方法があります。

デジタル素材なら、実際に使ったデザイン例を見せる方法があります。

「買ってください」という投稿だけを増やすより、商品を欲しくなる理由になるコンテンツを発信します。

売れない商品をすぐ削除しなくてもいい

公開直後に売れなかったからといって、商品をすぐ削除する必要はありません。

季節によって需要が変わる商品もあります。

たとえば、

  • ハロウィン
  • クリスマス
  • 年賀状
  • バレンタイン
  • 同人イベント向け素材

などです。

また、SNSのフォロワーやショップ内の商品が増えてから過去商品が売れることもあります。

ただし、

  • 情報が古い
  • 対応ソフトが古い
  • 現在の規約に合っていない
  • 商品として今後提供したくない

場合は、更新・非公開も検討します。

「売れている商品」と「売れていない商品」を比較する

すでに複数商品を販売しているなら、自分のショップ内で比較するのも有効です。

たとえば、

  • 売れている商品A
  • 売れていない商品B

について、

  • 価格
  • 1枚目の画像
  • 商品名
  • 説明文
  • タグ
  • 商品内容
  • 公開時のSNS投稿

を比べます。

同じショップの商品なので、外部ショップ同士を比べるより条件を揃えやすくなります。

「自分のショップでは何が選ばれているか」が見えてくることがあります。

売れない原因を一度に全部変えない

商品ページを改善するときは、すべて同時に変更したくなります。

  • 商品名を変更
  • 画像を変更
  • 説明文を変更
  • タグを変更
  • 値下げ

これを一度に行うと、あとから何が良かったのか判断しにくくなります。

まず明らかな不足を直します。

たとえば、「商品名から何の商品か分からない」なら商品名。

「使用例がない」なら画像。

というように、一番大きそうな問題から改善します。

BOOTHが検索順位の決め方を公開しているわけではない

BOOTHの検索対策について、ここは重要です。

BOOTHは検索機能や検索対象について案内していますが、検索結果の順位を決める詳細なアルゴリズムまで公開しているわけではありません。

そのため、

「タグを10個付ければ順位が上がる」
「毎日商品説明を更新すると上位表示される」
「商品名に同じキーワードを3回入れると強い」

といった根拠のないSEOテクニックは避けたほうがよいでしょう。

公式に確認できるのは、商品名・説明・ショップ名・クリエイター名・タグなどから商品を検索できることです。

まずそこを正しく整えるのが基本です。

売れないときのチェックリスト

商品が売れない場合は、次の順番で確認します。

  1. 商品名から何の商品か分かるか
  2. 商品説明に商品内容が自然に書かれているか
  3. 関連するタグが付いているか
  4. 自分で検索したとき商品を見つけられるか
  5. 1枚目の画像から商品内容が分かるか
  6. 購入前に必要な情報が揃っているか
  7. 使用例・本文サンプルなどが必要ではないか
  8. 近い商品と比べて価格に大きな違和感がないか
  9. 商品数が多い場合、ショップが整理されているか
  10. BOOTH外でも作品・活動を発信しているか

全部直す必要はありません。

自分の商品で不足している箇所だけ確認します。

売れない=値段が高い、とは限らない

商品が売れないと、価格を下げるのが一番分かりやすい対応です。

でも購入者側からすると、

  • 「そもそもこの商品を知らなかった」
  • 「見たけど何が入っているか分からなかった」
  • 「自分のソフトで使えるか分からなかった」

という可能性もあります。

この状態で500円を300円にしても、原因は解決しません。

値段はもちろん重要ですが、価格は商品ページを構成する一要素です。

まず、見つかる → 分かる → 納得する → 買う のどこで止まっていそうか考える。

そのほうが、無意味な値下げをせずに改善しやすいと思います。

BOOTHで売れないときは「どこで止まっているか」を確認する

BOOTHの商品が売れない場合、最初から値段だけを変更する必要はありません。

まず、見つけてもらえていないのか、商品ページで購入されていないのかを分けて考えます。

  • 検索面では、商品名・商品説明・タグなどを確認します。
  • 商品ページでは、画像・説明・仕様・価格を確認します。
  • 商品が増えているなら、商品リストなどでショップ内の探しやすさも整えます。

BOOTHは2026年にもOR検索の追加など検索機能を改善しており、商品を探す方法自体も広がっています。

一方、検索順位を決めるアルゴリズムまでは公開されていません。

裏技を探すより、探している人に正しく見つけてもらい、購入前の疑問を商品ページで解消することから始めましょう。

出典:BOOTHヘルプセンター「商品をキーワードで絞り込んで探す方法が知りたい」「商品リストを設定する方法が知りたい」、BOOTH「商品検索に『いずれかのキーワード』を含む検索(OR検索)を追加しました」「誘導・告知を主目的とする商品増加に伴うガイドライン改定のお知らせ」
https://booth.pm/announcements/950

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デザイン制作とWeb運営に携わりながら、クリエイター向けサービスや制作ツールの情報を追っています。

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